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台風に追われて [旅’16]

 2週間弱のセミナー前には、鹿児島を小旅行でまわりました。台風上陸中の時に行ったので、台風に追いかけられているような天気が続きました。屋久島に行った時は、鹿児島本土へ戻るフェリーがキャンセルとなり、別のフェリーに慌てて乗ったりとハプニングも多かったです。今振り返っても、印象に残っている出来事といえば、ハプニングに関連したこと。友達と一緒にまわっていたので、ハプニングも終わってしまえば、笑い話になるのですが。

 鹿児島旅行で一番印象に残っているのは屋久島への旅行。屋久島は思った以上に遠く、スケジュールを組むのが難しかったです。結構バタバタしながらではありましたが、無事、目的であった白谷雲水峡へ行くことが出来ました。映画「もののけ姫」に登場する森のモデルとなった場所だそうです。この映画を見たのは、15年近く前ですが、オープニングシーンは結構衝撃的で、今でもはっきり覚えています。他のジブリ作品と比べると、怖いイメージが強かったです。

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 この白谷雲水峡をどのようにまわれるのか、事前に少し調べてみました。ハイキングシューズなどの装備がないと登れない、ガイドが必要、と結構本格的なハイキングだと聞いていました。が、スケジュールの都合上、ツアーも組めず、自分たちで行くことにしました。1年の内、300日以上雨が降るといわれている屋久島ですが、この日は晴天。滑ったりする心配もなく、自分たちでまわることにしました。目印があるので、迷うということはほとんどありませんでした。ただ、湿気はやはりあるので、上りがキツくなると、ちょっとジメジメした感じがしました。

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(コダマも居ました!)
 往復で5km弱の道でしたが、上り下りが激しいので、翌日はふとももが筋肉痛でした。それでも、「『もののけ姫』のセットにいるみたい!」と思うほど、雰囲気が出ていました。白谷雲水峡は広いので、まだまだ他に見るところがありました(屋久杉など)。一日かけて歩いてみたいと思ってしまいました。

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(屋久鯖)
 その日の夜は、屋久島のものを食べようということになり、観光案内所内にあるレストランで屋久鯖を私は食べました。地元の漁師さんの食べ方「塩焼き」というものを選びました。地元の魚というだけあって、とても新鮮、そして久しぶりの魚だったのでとてもおいしかったです。

 この日は民宿に泊まったのですが、民宿のお兄さんも面白い人でした。ワイワイ皆で話をしながら、過ごしました。この日結局寝たのは深夜近かったです。疲れていたのですが、私は日の出が見たく、5時30分に目覚まし時計を設定し、眠りにつきました。

東京振り返り [旅’16]

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(神田川沿いを歩きました!)
 先月の東京弾丸ツアー、ワークショップは上智大学で行われました。最終日、どうしても行きたい場所があったので、ワークショップ終了後歩いて向かうことにしました。それはBook Off!飯田橋駅にBook Offがあるので、そこへ歩いて向かうことにしました。飯田橋と四ッ谷、一駅しか離れていないと思っていたからです。ただ、「谷」を勘違いしていて、実際は飯田橋-市ヶ谷-四ッ谷でした。どおりで、なかなか飯田橋駅に到着しない、と思っていました。しかし気づいたのは、市ヶ谷を少し過ぎたあたり。引き返すことも出来ず、結局2駅歩きました。

 Book Offでは、何か日本語の本を買いたいなあと思っていました。読みたいと思っていた村上春樹のエッセーはまだこのBook Offには置いておらず。結局、司馬遼太郎の「十一番目の志士」を買いました。

 また、東京滞在中は、ちょうどオリンピック開催中で、(生ではなくても)色々な競技を見ることが出来ました。ホテルの部屋にテレビがあったので、各競技のハイライトなどをよく見ていました。ただ、競泳は自分もやっていたこともあり、何が起こっているのか見ていてもよく分かるので、ハイライトではなくレース全体を見たいなあと思ってしまいましたが。競泳以外、特に印象的だったのは、体操団体。体操を自分でやったこともなければ、やっている知り合いがいるわけでもないので、決して身近な競技ではありません。ただ、オリンピックになるとよく見るスポーツです。アテネの金メダル、ロンドンの銀メダルと生で見ていました。今回は残念ながら生ではなく、ダイジェストでしたが、やはり見ていて感動しました。予選は決して調子が良さそうではなく、「大丈夫かなあ」と思っていました。結果は既に知っていましたが、ダイジェストの床の演技を見ると、鳥肌が立ちました。

 様々な選手が、4年に一度という舞台で戦う姿を色々な競技で見ましたが、やはり一番感動したのはイチローの4000本安打でした。日本だけでなく、アメリカでも注目され、相当なプレッシャーだったと思います。ホームランが大きな注目を集めるアメリカ(アウェー)で10年以上、安打をコツコツ積み重ねていく姿勢はすごい!そういった雑音に左右されることなく、自分の目標に集中して向かっていく姿は尊敬します。

ハンブルグ 振り返り 後半 [旅’16]

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 前回の記事で、ハンブルグの印象を「港町」と書きました。赤レンガ倉庫もあったりして、函館や横浜のような印象を受けました。蛇足になりますが、「横浜が好き」というドイツ人何人かに会ったことがありますが、ハンブルグを思い出すからなのでしょうか。ただ、個人的には同じ「港町」でも少し雰囲気が異なるような気がします。横浜はおしゃれな印象が強いですが、ハンブルグは古い貿易港という印象が強い気がしました。古い倉庫、古い橋。どちらかというと、「歴史ある貿易港」という感じがしました。

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 また、ハンブルグに来るまで感じなかったのですが、やっぱり海を見るのは気持ち良いものでした。私は出身が北海道、大学進学を機に東京(千葉県在住)と移動してきたため、日本では海が見えるのが当たり前でした。ただヨーロッパに来ると、海を見る機会があまり無いので、毎回海を見ると少し懐かしい気分になります。
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ハンブルグ 振り返り 前半 [旅’16]

 さかのぼること既に1ヶ月前ですが、ハンブルグへワークショップのため行ってきました。3日のワークショップで、ワークショップ翌日の午後出発の電車を予約していた私は市内観光へ行ってきました。寒い夏が続いていたドイツですが、この週は30度以上の日が続きました。ワークショップで使用していた教室は窓が壊れていて、全開できず、かなり暑い(熱い)ワークショップとなりましたが。

 さて、ハンブルグはドイツの北に位置する都市でもあり、都市一つで州を形成する都市州です(ベルリンもその一つ)。海に直接面しているわけではありませんが、2つの河の合流地点でもあるため、ドイツでは有数の「港町」と考えられています。実際港へも行ってみましたが、大きな港でした。今は観光の港として、オペラなどを上映する劇場もいくつか並んでいるようですが。

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(ジュネーブのレマン湖)
 私のハンブルグの第一印象は「スイス?」でした。ジュネーブもチューリッヒも湖を中心に都市が発展していきました。特にジュネーブは湖の周りに立派な建物(Rolexなど)が並び、Jet d'Eauという噴水があります。規模は少し小さいですが、ハンブルグにある湖も似たような造りになっているので、ジュネーブみたい、と思ってしまいました。
(ハンブルグのアルスター湖)
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(ハンブルグの州旗)
 さらに、旗まで似ていました。確かに、ジュネーブではあまりスイスの国旗は見かけず、ジュネーブの州旗を目にすることが多いです。ハンブルグの州旗とスイスの国旗、色使いが似ていて、湖近辺で見かけると「ここはスイス?」と一瞬思ってしまいました。

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(宿泊したホテル近辺の建物)
 まだ数えるほどしか、ドイツの都市を訪れたことはありません。私が住む場所は「かつて栄えた街」というイメージで、寂しい感じがする場所が多くあります。ハンブルグは昔から、そして現在は観光都市として、お金持ちな街という感じでした。ハンブルグ大学近くのホテルに宿泊していたのですが、建物はどれもきれいで、学生街という感じが全くしませんでした。学生に聞いてみると、やはり大学近辺に住むのは金銭的に難しいらしく、ほとんどの学生が大学から数駅離れた場所に住んでいるようです。

自転車の国 [旅’16]

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(路面電車と自転車が、オランダ人の主な移動手段)
 とにかく自転車が多いオランダ、注意して歩かないとすごいスピードで自転車が突っ込んできます。学生街でもあるLeidenは、駐輪場が足りず、問題にもなっているようです。街のいたるところに、自転車が駐まっていました。日本だとスタンダードな自転車は軽そうなシルバーの自転車ですが、オランダは黒で頑丈な自転車。というのも、石垣の道が多いので、道がガタガタ。友人に聞いてみると、やはり頑丈な自転車を買わないと、すぐに壊れてしまうそうです。
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(子供を乗せる自転車もたくさんありました。子供を前に乗せるのが基本のようです)

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 またスーパーへ行って驚いたのが、甘い物の数。オランダ人は甘い物が大好き。朝は基本パン。ジャムやチョコレートを塗る程度の「甘い物」好きではなく、クッキーやチョコレートなどをのせて食べるほどの、「甘い物」好きです。スーパーでは、ジャムなどのコーナーの横に、パンにのせる「甘い物」が棚一杯に並んでいました。朝から甘い物を食べて太らないのかなあと私は思ってしまいます。もちろん体格の良い人は多く居ますが(平均身長も高い国なので)、「肥満体型」の人はあまり居ません。オランダ人の友人に「甘い物が好きみたいだけど、何で太った人があまり居ないの?」と聞いてしまいました。すると、「普段から自転車に乗っているから」という答えが返ってきました。もちろん、(田舎でない限り)街の中で車は走っていますが、駐車場所や保険料を考えると、自転車や交通機関を利用した方がオランダでは便利かもしれません。よく食べ、よく運動している、ということでしょうか。

Leidenへ! [旅’16]

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 まずは、ドイツとオランダの国境に接するオランダの都市、Venloへ電車で向かいます。

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 そこから更に電車で2時間弱、Leidenに到着。街の中心にも運河がありました。

オランダ、そして次はハンブルグ [旅’16]

 先週末は友人達と一緒に、オランダへ行ってきました。オランダとドイツの国境沿いまで、約1時間半ほど。私が住む州内なので、学生証を使って無料で行きました。もちろん、オランダ国内はカバーされない定期なので、オランダに入ると切符を買わなくてはなりませんが。

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 第一印象は、ドイツにちょっと似ている、という感じでしょうか。どっしりとした建物が多い気がしました。

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 ただ、街を散策するにつれて、ドイツとの違いがはっきりしてきました。ドイツも自転車が多いのですが、オランダはそれ以上。そして運河の多さ!いたるところに運河がありました。

 そして今週は、ワークショップがハンブルク大学であります。またまたプレゼンテーションです。ハンブルクは空港しか行ったことがありません。早朝に到着して、そのまま地方電車に乗ったので、街はほとんど見たことがありません。港町ということですが、どんな感じなんでしょうか。

ボローニャ散策 最終回 [旅’16]

 2泊3日と短いボローニャ滞在が終わりました。飛行機の時間もあり、実際散策に使ったのは1日弱でしたが、たくさん歩くことができました。

 今回の旅で、歩く以外にも目的がありました。それは買い出し!前回トリノへ行った時は、スパゲティを買ってきました(せっかくイタリアに来たのだからと)。もちろん、ドイツのスーパーでもパスタ/スパゲティコーナーが設けられており、イタリアの麺が手に入ります。ただ、前回購入したパスタはドイツのスーパーでは見つけることが出来ました。2泊3日の旅で荷物も少ないのだから、パスタの買い出しに行こう、と決めたのでした。

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 結果的に、欲しかったパスタは見つかりませんでした。が、色々なパスタ、そしてリゾット用のご飯というのも買ってきました。今度リゾットを作るのが楽しみです。

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 ちなみに、これらのパスタを買ったのは宿泊施設から遠くないところにあったCoopというスーパー。実はこのスーパー、スイスのスーパーです。元祖Coop(スイスにあるもの)はオレンジなのに、なぜかイタリアのは赤がイメージカラーとなっています。偶然似ているスーパーなのかと思い店に入って確認してみると、スイスでも見かけた商品やプライベートブランド商品がありました。どのような経営形態になっているのか分かりませんが、スイスのスーパーがイタリアに進出しているようです(ただ、トリノでは見たことがありません)。

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 また、ドイツ銀行もボローニャではよく見かけました。ドイツ銀行 (Deutsche Bank)、少し紛らわしいですが、日銀のような国の中央銀行ではありません。ドイツのメガバンクの一つです。ちなみにドイツの中央銀行は、ドイツ連邦銀行(Deutsche Bundesbank)です。トリノにもいくつか支店がありました。BNP Paribasというフランスの銀行の支店もありましたが、ドイツ銀行ほどではありません。EUの金融政策の一つなのか、または太陽を求めてやってくるドイツ人のためなのか。少し疑問に思ってしまいました。

ボローニャ散策 その5 [旅’16]

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(ボローニャの街全体)
 最終日は生憎の雨。ドイツを出発した時は天気も悪く、「晴れのイタリアへ行ける!」と喜んでいたのですが、イタリアも雨でした。ドイツに戻ってくると、雪が降っていました。そのため、街の探索はあまり出来ず、街を見渡せる広場のようなところへ行っただけでした。

 同年代、高さも色も同じ建物がずらっと並ぶフランスとは異なり、イタリアは色々な時代の古い建物がいたるところに建っています。古代ローマの遺跡があると思えば、16世紀頃のバロック建築がすぐ横にあったり。それでも「ごちゃごちゃ」した感じがせず、おしゃれです。もちろん、古い伝統のある建物が並んでいても、街の中心へ行くと、他の大都市でもよく見かける店が並んでいます。それらを上手く街に溶け込ませるには、センスが必要です。

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 例えばディズニーストア。ディズニーを見ると、すぐに青と黄色を私は思い浮かべます。多分、イタリアでは厳しい建築に関する法律で、看板の色が定められているのだと思います。そのため、青ではなく、周りと同じベージュ/白。

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 赤と黄色がイメージカラーのマクドナルドもこの通り。最初、この店を見た時「マクドナルドによく似た店だなあ」と思ってしまいました。それほど、マクドナルドから受ける赤と黄色の印象が強いということでしょうか。

ボローニャ散策 その4 [旅’16]

 イタリアといえば、ピザやスパゲティ。そしてスパゲティといえば、ボロネーゼ。ボローニャはスパゲティボロネーゼ発祥の地。食べないわけにはいきません。事前にボロネーゼがおいしい店を調べて行きました。

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 これがスパゲティ・ボロネーゼ、9€。ドイツの感覚でいくと、ちょっと高めですが、ヨーロッパでは標準的な値段でした。ただ、サービス料として、合計金額に2€プラス。いくら注文しても、合計金額に2€プラスされるようです。何をもって「サービス」とするのか、ちょっと疑問ですが。

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 (2日目に食べたキノコのスパゲティ)
 最初に紹介したボロネーゼもそうでしたが、ボローニャで基本スパゲティといえば、タリアッテレ(Tagliatelle)。コシがあって、私が好きな麺です。

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 また、私はイタリアに来て、楽しみにしていたのがコーヒー!ドイツはフィルターコーヒーが主流ですが、個人的に、コーヒーはイタリアがナンバーワンだと思っています。そのため、イタリアへ来た時は、普段あまり注文しないエスプレッソを飲みます。イタリアではコーヒー=エスプレッソのようです。つい最近まで、スターバックスが進出していなかった珍しい国であるため、色々変わったカフェを楽しむことが出来ました。

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(最初に入ったカフェ)
 不思議なマスターが、経営しているカフェでした。夜はバーにもなるみたいです。

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 エスプレッソはあまり飲み慣れていないので、立て続けに飲むと苦みが口に残ってしまいました。そこで、気分を変えるため、別の飲み物を注文してみることに。カプチーノです。ミルクの上に絵は描いてくれませんでしたが、おいしかったです。エスプレッソばかり飲んでいたので、とても甘く感じました。