SSブログ

いざダブリンへ その1 [旅’20-]

2475.jpeg
(カーニバル中、デュッセルドルフは「Helau(万歳)!」と挨拶します)
 一応喜ばしいことではあるけれど、個人的にはあまり雰囲気が好きではないカーニバルが3年ぶり(ぐらい)に開催されることになりました。2020年コロナ直前に(ほとんど強行)開催して以来です。カーニバル、一番のメインは、ディズニーランドのパレードで見るような「櫓」が、街中を回るという行列です。たくさんの大人がお酒を飲んで、仮装している状態になります。ドイツでは特に、ケルン、デュッセルドルフのカーニバルが特に盛り上がる、と言われています。このお祭りのクライマックス、Rosenmontag(バラの月曜日)と呼ばれていて、(確か)櫓が街を巡る日。暦上は祝日ではないのだけれど、一応仕事をしなくても良い日、となっていて、大学でもわざわざ「バラの月曜日は祝日ではないけれど、仕事をしなくても良い日です」という連絡が来るほどです。ちなみに、過去2年は、このカーニバルが中止となっていたので、例外的に、「2021年のバラの月曜日は、勤務日です」という連絡が大学から来ていました。

 通期規制があったりして、住民からすると、やっかいなイベントでもあるので、この時期に、街から脱出することに。大学の同期と、行ったことがない場所で、観光客があまり居そうではないところ、ということで、アイルランドのダブリンへ行くことにしました。私にとっても、初めてのアイルランド。ラグビー、ギネス、のイメージしか無く、一体どんな国なんだろう、と思っていました。

2476.jpeg
 デュッセルドルフから、飛行機で2時間ぐらい。ドイツからの飛行機で、一応、EU圏内の移動なのに、入管があって、非EU国籍の私はしっかり長蛇の列にはまりました。「ドイツで何しているの?」と聞かれ、それは正直、アイルランドの入管が気にすることではないのになー、とダブリンの第一印象は正直あまり良くはありませんでした(一緒に来ていたEU圏出身の友達は、入管無しですぐに到着ロビーへ)。この話をイギリス人の方にすると、「国境問題で色々今あるから、厳しくなってる」とのことでした。

 ただ、街に行くと、「ザ・国際都市」という感じでイメージは良くなってきました。とにかく色々な国、言葉を話す人が居る、という感じでした。大学都市であるせいもあってか、若い人も多い気がしました。何かを聞いても丁寧に助けてくれる人が多い街で、とても印象が良かったです。
nice!(0)  コメント(1) 

格言を出してくれるホテル [旅’20-]

 先日オーストリアのザルツブルグへ行ってきました。招待してもらったので、予約してもらったホテルに泊まりました。そこのホテル、一泊しかしなかったのですが、朝食の各テーブルに日替わりの「ガイド」が置かれていました。表紙に格言、見開きは、天気と観光名所の説明が書かれていました。日付を変えて印刷しているので、一応日替わりのようだけれど、中身がどこまで毎日変えられているのかは不明です。一応英語版とドイツ語版が用意されていました。中身は両言語一緒だったけれど、なぜか表紙の格言は異なっていて、両方ともなかなか良い格言だったので紹介します。

2474.jpeg
 左側のドイツ語は、ざっくり訳すと「人は、アイディアを、他人よりも多く持っているべきだけでなく、その中でどれが良いアイディアなのか見極める力が必要である」という意味でしょうか。Linus Carl Paulingというアメリカの化学者の言葉のようです。発想力だけを持っているだけでは、成功出来ないということでしょうか。最初この格言を読んだ時、「ずいぶんと現実的な考え方だなあ」と思いました。誇張的表現をドイツ語ならでは、と思ってしまいました、が、元々の格言は英語だったよう。

 右側は、劇作家George Barnard Shaw、かな。Wildeが付いているのは、多分前日が、Oscar Wildeの格言で、タイプミス、と予想。「間違いをして過ごす人生は、何もしないで過ごす人生よりも立派であるだけでなく、より有益である」みたいな訳になるでしょうか。間違いや失敗だらけ、の人生は嫌だけれど、そこから何か学べるのなら有益かなあと朝から色々考えてしまう朝食テーブルでした。
nice!(0)  コメント(1)