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日本滞在総括 おまけ 後編 [日本’22]

 ドイツへ戻ってくると、授業を教えたり、プロジェクトのミーティングがあったりで、あっという間にドイツでの生活に戻っていきました。気づけば7月になっていました。6月下旬から移動が続いていてちょっとバタバタしていましたが、その合間に不在届が2枚届いていました。追跡番号がJPで終わっていたので、日本からの荷物であることは確実。日本から送った荷物2箱でした。

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(日本から送った荷物の一つ)
 ゴールデンウィーク直前に郵送したかったこともあり、バタバタしながら詰めたため、何を入れたのかほとんど覚えていませんでした。ただ、「個人の物」ということが分かるように、しっかり工夫をして詰めたことだけは覚えていました。というのも、コロナ直後に(2021年頃)、ドイツ側の関税ルール(郵便/小包)が変わって、関税が取られるという話を多く聞くようになりました。中の物の値段/価値が45ユーロ以上だと関税を取られるようになったらしい。また、私の完全な推測としては、コロナで日本からの荷物ががっつり減っていた時期、「一応仕事をしてます」という感じを出すため、税関の人達が荷物をしっかりチェックし始め、関税が取られるようになったんじゃないかなあと思っています。ただ、全ての荷物に関税がかかっているわけでもなく、ドイツ特有の「対応してくれた人によって」というケースも多いようでした。また、私物でも関税がかかり、宅配便会社から関税請求されとりあえず払って(払わないと荷物を受け取れない)、税関へ連絡して、異議申し立てを行い、返金してもらったというケースもあるよう。

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(無事に届いた荷物!)
 私はドイツの宅配会社の杜撰さ/テキトーさにかけて、日本から船便。日本の郵便局では、「コロナ、戦争があって、到着時期が本当に読めない。最低3ヶ月をみてください」と言われました。結果的に7月上旬に到着となり、予想外に早い到着となりました。もし、関税を払うとなったら、税関と話をして、返金してもらうのも経験の一つかなあと思っていました。しかし、結果的に、関税を払うこともなく、無事に荷物を受け取ることが出来ました!不在の場合、再配達のシステムなどドイツにほとんど存在しないと言ってよいので、自分で指定された場所(通常郵便局か、日本で言うタバコ屋)に取りに行きます。自宅から最寄りなので、私もよく取りに行くタバコ屋があります。ここのおじちゃん、仕事が遅いので、毎回店の前に長蛇の列が出来ているのですが、この日は晴天(ちょっと暑い)こともあって、人はほとんどおらず。無事に荷物2つを受け取ることが出来ました!
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日本滞在総括 おまけ 前編 [日本’22]

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(私の最寄り空港はデュッセルドルフ空港なのですが、運休が続いており、最近利用が多いフランクフルト空港)
 コロナ下でガラガラのフランクフルト空港を出発し、ハワイでコロナに罹り、日本でもコロナの状況が落ち着いてきたかなあと思ったのが3月下旬。すると、ロシア・ウクライナの戦争が始まり、更にヨーロッパ・日本間の欠航が増える、という状況になってしまいました。JALでドイツ往復を取ったのですが、成田のJALカウンターも、人手不足感が否めず。電話のチケットカウンターも1時間待ちはざら、という感じでした。キャンセル、便変更で、何とか復路便のチケットを確保しましたが、飛行時間はなんと15時間!乗客としては、座って、映画見て、寝たりするだけだけれど、客室乗務員にはかなり長い勤務時間だなあと勝手に心配になってしまいました。

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(JALのアイスはハーゲンダッツ!)
 ドイツへ戻る日、搭乗した際は眠かったのだけれど、映画を見始めたらあれよあれよと、時間が経ちました。ハワイから成田へ戻る際の飛行機で途中までしか見られなかった「ドリームプラン」を最後まで見て、その後5本+「チコちゃん」を鑑賞して、数時間寝ると、ドイツ到着でした。今回見た映画で印象に残ったのは「ワンダーウーマン 1984」と「キングスマン:ファースト・エージェント」でした。

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 前者は、シリーズ2作目。MARVELとDCのコミック・ヒーロー物は、シリーズが多すぎて、途中から見るのを挫折してしまったいたのですが、例外が「ワンダーウーマン」。1作目はなかなか良かったし、続編がありそうな感じでもあったので、気になってはいました。1作目は「女性がヒーローとしてどう描かれるか」というのが大きなテーマの一つだったと思うけれど、2作目は「現代アメリカの問題」も強く出ていた気がしました。タイトルに入っている1984年が舞台となっているのだけれど、まさに「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の時代、という感じでした。ただ、制作されたのは、2010-20年代というのがはっきり分かる登場人物/テーマでした。「アメリカ全盛期」の80年代を通じて、「2020年代のアメリカ」の問題点を提示しているような気がしました。まだ、この「ワンダーウーマン」を見ていたいけれど、続編は出来るのでしょうか。

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 「キングスマン」は3作目、いわゆる「エピソード0」のような作品でした。どうやって、なぜ、第一次世界大戦前後にキングスマンが誕生したのかが分かる作品でした。このシリーズの監督独特の表現は健在で面白かったです。ただ、メインの俳優さんのイメージがジェームズ・ボンド・シリーズと被ってしまって、ちょっと違和感がありました。今回の主人公は、レイフ・ファインズという俳優が演じています。この人、現在の「ジェームズ・ボンド」でMを演じているので、どうもそのイメージが強く、「なぜ、現代のMが1910年代に?」という違和感が鑑賞中にずっと消えず。現代版の「キングスマン」チームの方が私は好きかなあと思ってしまいました。
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日本滞在総括 最終回 [日本’22]

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(美味しい物をたくさん食べた滞在でした)
 あっという間の2ヶ月ちょっとの日本滞在でした。3年ぶりの日本、大きく変わっているようで、変わっていない部分もありました。コロナということもあって、目に見える部分ではもちろん変わっていました。しかし、「問題を問題と認めず、目をつぶっちゃう」部分はあまり変わっていないような気がして、今後どうなっていくのかなあと心配にもなりました。

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(日本で好きな風景)
 また、ドイツに居る間は部外者の感覚がまだあるのだけれど、日本に行ってみると、「自分の生活の場はドイツなんだなあ」とひしひし感じました。税金、社会福祉、給料、スマホ関連では完全にドイツに基盤が移ってしまっているので、これらの点に関して日本では全く基盤は無いということを強く感じました。日本でフルタイム勤務の経験も無いので、これらの点がよく分かっていないというのも事実ですが。ドイツでも完全に把握している訳ではないけれど、どこで税金関連の証明書が手に入るのかは分かってきました。

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(ドイツと日本往復、ハワイと日本往復、両方ともJALにお世話になりました。)
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日本滞在総括 その3 [日本’22]

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(探検、滑らないようにソロリ、ソロリ)
 日本滞在中前半は、インタビュー等ほぼオンラインだったので、あまり出かけることは出来ず。ただ、後半は徐々にインタビューのためだったり、学会、家族との旅行で色々なところへ行くことが出来ました。特に富士山付近への旅行は、私にとって初めて。天気に左右されやすいので、出発日の曇り空にはドキドキしましたが、徐々に晴れてきたので良かったです。怖がりの私だけれど、地下道だったり、冒険は好きなので、久々の洞窟探検も印象にとても残っています。富士山ふもとからは、山頂もはっきり見えて驚きでした。いつかは登ってみたいのですが、いつになるでしょうか。
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(ハッキリ見える富士山!)

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(なで牛の像、ブランド牛みたいです)
 富士山には登れなかったけれど、「西の富士、東の筑波」と言われている筑波山には登ることが出来ました。妹と初登山。お互い、山登りが好きかどうかよく分かっていませんでしたが、私はヨーロッパに来てから歩くようになりました(ヨーロッパで広まっている「趣味」だからかな)。ハイキングと登山は違うけれど、私は今回の登山楽しかったです。天気にも恵まれて、景色も綺麗でした。
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(筑波山からの眺め)

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(コンビニ、と言えば)
 また、弾丸での札幌旅行もとても楽しかったです。高校生までしか札幌に居なかったので、(自分のお金で)出歩くということを札幌ではほとんどしたことがありませんでした。そういった意味でも、「知っているようで知らない街」での食べ歩きは不思議な経験でした。時間が限られていたこともあって、「選び抜いた」物しか食べられなかったので、次回はもう少し長く滞在して、色々食べてみたいです。また、久々に高校の同級生に会えたのも嬉しかったです。変わった、不思議な人が多いクラス(学校)だったので、今何をしているのか、話を聞くのはとても面白いです。私は普段大学関係者だったり、学生としか接しないので、他分野で働いている人の話はとても関心があります。次回はクラスのみんなと会いたいねーと同級生と話して別れてきました。
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(挟まれているOnちゃん)
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日本滞在総括 その2 [日本’22]

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(ワイングラスに入った葡萄ジュース)
 日本へ久々(2年半ぶりぐらい)に来て、特に楽しみだったのが食!東京のアパートではほぼ毎日のように納豆と(卵)豆腐を食べていました。ドイツではなかなか食べられない魚もたくさん食べられたし、両親お勧めのキャラが興味深いオーナーやシェフが居るお店で食事出来たのも面白かったです。普段、シェフやオーナーと喋ることもないので、どんな風に仕事をしているのか見たりするのは新鮮でした。こういう人達はカウンターの奥から様々な人を見て、色々対応してきていることは間違いありません。そのため、人を見る目、みたいなのは自然と養われているのかもしれません。(もちろん本人が書きたいという意志がないといけないけれど)ジャズ喫茶を経て作家になった村上春樹のキャリアパスは、あながち異色ではなく、成るべくしてなったのかなと、今回の旅で変に納得してしまいました。
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(葡萄酢ジュース+炭酸水)

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(カルピスサワーより、カルピスの方が好き)
 また、色々飲み物を堪能出来ました。大好きなカルピスを飲むのはもちろん、チェーンではない場所でコーヒーを試すことが出来ました。滞在していたアパートがあった中野区は、老若男女コーヒーを飲む街、という感じで、喫茶店や(座るところがほとんど無い)コーヒー豆とコーヒーだけを売る喫茶店/コーヒーショップがあって色々試飲出来ました。もちろん外れもあるけれど、自分の好きな味を探すというのはなかなか楽しいです。
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(中野の喫茶店)
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日本滞在総括 その1 [日本’22]

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(2月出発時のフランクフルト空港)
 今年の1月時点では、本当に日本へ行けるかどうか、というのが半信半疑というのが正直なところでした。日本の隔離期間が2週間は長いなー、と思っていたところ少しずつ隔離期間が短くなってきていました。しかし、日本での感染者数は増えてきていて、逆にドイツが日本をリスク地域に指定。これが確か出発の1週間前。私の働く大学の方針として、「リスク地域への出張は(基本的に)無し」となっていました。最後まで出発できるか分かりませんでしたが、無事に出発。ただ、フランクフルトから出発した便には乗客10人ほどしか乗っていなくて、クルーの人数の方が多いんじゃないかという感じでした。
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(つくば山からの風景)

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(富士山)
 2月の隔離を終えて、3―4月は学会発表だったり、インタビューをしたりで、あっという間に過ぎてしまいました。最初は3ヶ月って長いなあと思っていましたが、気づいたら5月上旬となっていました。研究だけでなく、家族で富士山を見に行ったり実際につくば山に登ったり、関東圏/周辺の旅もできました。久々の家族旅行で、美味しい物を食べられたので楽しかったです。妹&私の組み合わせは天気があまり味方してくれないことが多かったので、若干心配でしたが、富士山へ向かった日は視界良好だったのではっきり見ることができました。いつかは山頂へ行ってみたいです。また、妹&私の組み合わせでのつくば山登山も無事に快晴で、しっかり山登りを楽しむことができました。
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(成田空港の「富士山」)

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3月も下旬 [日本’22]

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(こんな怪しいところでもインタビューしました。いわゆるミーティング等が出来る「レンタルスペース」がこの階段を上ったところにありました。部屋自体は普通だったのですが、階段は怪しかった)
 日本に来て、もう1ヶ月以上経ち、あっという間です。2月は隔離期間、そしてAirbnbのアパートへ移動等があって、研究インタビューの方はゆっくり目のスタートでした。コロナで協力してくれる人がちょっと少ないのかな、と思ったのですが、3月に入ると(インタビューお願いの)返信がドッと来て、インタビューの毎日でした。

 インタビューの対象者が一応決まっているので、人海戦術でとにかく連絡。ドイツに居る私のRA(リサーチアシスタント)にも手伝ってもらい、コンタクトを取るという作業を続けていきました。一回連絡出来て、インタビューをお願いすると断る人はほとんど居ないので、スムーズでした。

 意外にも手間取って、何度も連絡する羽目になったのは、私の(日本の)クレジットカード会社でした。特に支払いに問題があったわけではありません。普段はもちろん生活基盤のあるドイツのクレジットカードを利用しているのですが、日本に居る間は日本のカード。久々に色々な場所で使ったので、セキュリティー上、ロックがかかったりして、そのたびにクレジットカード会社に連絡することになったのでした。

 とバタバタした3月も後半近く。学会に行くので、インタビューは一時的にお休み。結構弾丸ですが、どんな旅になるのでしょうか。
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無事に来日 [日本’22]

 今月初め、2月1日は日本入国のためのPCR検査を受けていました。コロナというのもあるし、2年半ぶりの日本ということもあって、本当に日本へ行けるのか、半信半疑という感じでした。陰性の結果をもらっても、全く実感がありませんでした。

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 自分のことをそこまで強運とは思わないけれど、悪運というか、不運が引き起こす「最悪の事態」はうまく、避けることが出来る運は持っているような気がします。今回も、その「最悪を避ける運」みたいなものがあったようで、空港での待ち時間もそれほど長くなく、隔離期間も割と短く(7日間)、隔離期間中も問題なく過ごし、無事「普段の」生活が始まったのでした。

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 ただ、2年半のギャップは大きく、慣れている/知っているはずの日本の生活で戸惑うことも何度かありました。改めて、日本に来てみて、ドイツの生活に慣れてきたんだなあと感じます。
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