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静かな時間 [2024年ドイツ]

 アパート入居する際、大家さんから口を酸っぱくして言われてきたのが、ゴミの分別とRuhezeit(直訳すると、「静かな時間」)のルール、でした。最初に入居したアパートの大家さんは、「Ruhezeit」が何であるのか、どういう時間帯なのか、という説明が書かれた紙をわざわざ私に渡してくれたほどです。場所やアパートにもよるけれど、土曜日を含めた平日13時〜15時、22時〜6時は騒音無し、そして日曜日終日、静かな時間に指定されているということです。この時間は、洗濯機や掃除機、芝刈り機など音が出る物を使用してはいけない、というルールです。ただ、このルールは、フルタイム(共働き)の人が多い今、現代の生活に即していないという声も多く、私も含め、柔軟にルールを解釈する人も多いのが事実。アパートにどんな人が住んでいるのか、隣人がどんな人なのか、で柔軟性に差が出そうです。年寄りが多い建物だと(日曜日は特に)ルールに厳しい人が多いらしいです。私は最上階に住んでいて、下が子ども2−3人居る家庭なので、この「静かな時間ルール」は(お互い暗黙の了解で)割と柔軟に解釈している気がします。

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(デュッセルドルフで行われる試合)
 この「静かな時間」ルール、市町村によってもかなり異なります。そして、今年の夏にあるサッカーの欧州杯開催に向けて、ルールが緩和されるというニュースが出ていました。ドイツが開催国なので、デュッセルドルフを含め、各地で試合が開催されます。例えば、デュッセルドルフでの第一試合はフランス対オーストリア、21時キックオフ。22時夜間の騒音禁止時間にぶつかる、ということで、少なくともNRW州では夜間騒音禁止時間を、例外的に1時から6時までにするという法律改正が行われたそうです。これでパブリックビューイング等も存分に楽しめるということでしょうか。州レベルとはいえ、法律を改正するということからも、欧州杯を盛り上がらせようとしている意気込みを感じます(バーなども儲かるだろうし)。この記事を書いている4月中旬は、選手とスタジアムに入場するエスコートキッズの応募が始まっていて、いよいよだなあという感じです。ここ数年、ドイツ社会もなかなか落ち着かないので、ドイツは開催国として順当にある程度も勝ち進んで欲しいです(予選敗退になったらと想像するのが若干怖い)。
(「皆のホーム試合へようこそ」という様な意味でしょうか)
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Mi

土日の日中に静かに、と言われると不便で仕方ないですね!
でもなぜ夜間だけでなく日中もなのでしょうか。
のんびりしたい時間を侵害される、ということなのかな。
by Mi (2024-04-20 13:47) 

tommy88

Ruhezeit(静かな時間)のルール、大賛成の好感です。
アパート住まいの時期、ウルサイ近所にはウンザリしました。
勉強したい時、読書の時、腹が立ちました。
自分を信じずTVを持たずに勉強した時期(あると見ちゃう)。
そんなセカセカした時期に、近所で騒がれるのは嫌でした。
やがてカノジョが出来た反動で騒ぐようになりましたが。
Ruhezeit 賛成ですが、日曜の芝刈りだけはさせてください。
芝刈りって、うるさいけどストレス解消になるのですよ。
だめかな。

by tommy88 (2024-04-22 10:31) 

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