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過去の自分から [2023年ドイツ]

 日本滞在中に使うカード類を入れている引き出しが部屋にあるのですが、その中に入っている書類を先日取り出しました。色々入れている封筒の一つがボロボロになってきたので、新しい封筒に入れ替えようと思い、机にザーッと中身を出すとなぜかユーロ紙幣が!この封筒、日本へ行く時に毎回持参しているもの。いつかのタイミングでドイツから日本へ行った時、日本滞在中には絶対使わないユーロ紙幣を自分でこの封筒に入れた様ですが、すっかり忘れていました。

 元々自分のお金で、お小遣いを新たにもらったというわけでもないのに、なぜか嬉しくなってしまいました。過去の自分からのお小遣い、ということでしょうか。自分のアパートには、別の封筒があって、何かあった時に使う現金を入れているのですが、この「お小遣い」はその封筒に移動となりました。
(35ユーロ、今のレートだと5500円ぐらい)
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トレーニングや講座 [2023年ドイツ]

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(晴天のデュッセルドルフ、最近はしばらく見てない晴天の日)
 ドイツの大学は10月から新学期。キャンパスにも学生が増えてきました。そのため、9月、ドイツの大学は結構ガランとしています。10月から始まる冬学期を待つ、夏学期の終わり、という感じでしょうか。暦上はまだ夏学期中ですが、講義等はとっくに終わって、課題提出や試験がチラホラある時期です。そのため、9月(と2月)はやたらと、若手研究員を対象としてトレーニングや講座が大学で開催される時期です。普段授業を持っている若手研究員や博士課程の学生のスケジュールを考慮して、授業が無いこの時期に開催されている様です。研究資金をどうやって取ってくるか、博士号取得後どうやってキャリアアップをしていくか、みたいな内容の講座が多いです。私もいくつかたまに参加していますが、なかなか参考になることも多いです。

 割と毎回人気で、定員オーバーになるのが「タイムマネジメント」や「プロジェクト管理」関連の講座。今回「タイムマネジメント」の講座に参加してきました。講座内で使われていた資料(本)が、いかにも本屋で売ってそうな「ビジネス書」みたいな感じだったので、会社などでもこういう講座をやっているのでしょうか。タイムマネジメント、要領が良い人は多分、感覚で把握して出来ることなんだと思います。が、私はそこまで要領が良い訳ではないし、器用でもないので、どうやってやるべきごとを効率よく並べて、順番をつけていくか、みたいな方法を知りたいなあと思って今回この講座を取ってみました。

 講座内では、優先順位を付ける、とか、自分がやるべき仕事か判断する、とか、自分が効率よく働けるリズムや時間帯を見つける、等、講座の内容で格段に真新しいことはあまりありませんでした。しかし、優先順位つける作業をどう自分の作業システムに組み込むか、みたいな方法は結構参考になりました。(多分環境による遺伝で)、仕事の場合は、リストにチェックマークをつけていくことは割と好きなので、このリストにどう優先順位を付けるか、というのが私の場合は重要な気がしました。
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初めての税関 最終回 [2023年ドイツ]

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(DHL、ドイツ宅急便のテープ。再梱包してくれたようですね)
 日本からは2箱船便で荷物を送りました。1箱目は、前回の記事に書いた通り税関引き取り、2箱目は無事に自分のアパートに届きました。が、やはりチェックが厳しくなってきているのか、2箱目も税関で開けられた後、再梱包で届きました。多分、荷物の内容表記に、「洋服5-10着」としか書かないので、箱の重さと内容表記が合わない、ということで開けられているのでしょう。壊れやすい物が入っている訳ではないのだけれど、わざわざ緩衝材を入れて再梱包してくれていました。今回は私が税関へ引き取りに行く必要がなかったので、かなり楽でしたが。

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(美味しくカレーもいただきました)
 ざっと見た感じ、何か盗られたりされているようではなく、2箱目も無事に届いて良かったです。色々ブログを読んだり、自分の経験上、「中身をどれだけ中古品に見せ、商用品と間違えられないか」がコツのような気がします。購入時の状態で送るのではなく、商品の箱をワザと開けておいたり、梱包の袋から出して入れるのがコツの一つ。ユニクロで新しい服を買ってもらったけれど、それも値札、タグを全部外して、新品の感じを出さない、というのが、私の経験で培ったワザでしょうか。ただ、2箱送って2箱とも税関チェックが入ったので、色々厳しくなってきているのかなあとも思いました。
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初めての税関 その2 [2023年ドイツ]

 平日に行ったので、税関はほとんど誰も居ませんでした。この日は本当に何もやることがない様で、私が行った時間には、従業員5人(天気が良いせいか)皆、外でタバコ/休憩中でした。手紙を見せると、「荷物の中身をチェックします」と言われ、船便を開封して、税関の人が一つ一つ荷物をチェック!

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(美味しかった!)
 インターン(研修中)の女性がこの確認をやってくれたのですが、自分の職務に対してとても真面目というか、荷物に入っている物全て確認していました。荷物に入っていた、シャツの胸ポケットも触って、怪しい物が入っていないかチェックしていました。彼女の横で上司は、私に荷物について細かく聞いてきました(暇だったのでしょうか)。例えば「ごぼうチップス」を見つけると、「これは何?」と聞かれました。ゴボウをドイツ語で何というか分からなかったので、「乾燥野菜」と濁したら、「何の野菜?」と聞き返されました。

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(怪しまれたカレーのルー)
 一番怪しまれたのは、カレーのルー。新品だと、商用品に間違えられると思い、ルーの箱から出して、ルーのパックだけを船便に入れていました。これもなんであるか聞かれ、「カレーのルー」と答えてきました。が、これが3つも4つも出てくるので、相当怪しんでいました。終いには、ルーの写真をスマホで撮って、Google翻訳にかけて調べていました。

 一番ドキドキしたのは、日本から持ち込んだ学術書。日本に居る間は読む時間がなかったので、ほぼほぼ新品状態で送ったのでした。案の定、「新しいみたいだけれど、何の本?」と案の定聞かれました。一応は(日本語だけれど)レシートはあるので、それを見せて説明すれば、商業用ではないと分かるかな−、と色々考えてしまいました。結局、「大学で研究者として働いて、仕事に必要」と説明したらとりあえず納得してくれました。

 箱に入っている物全て出されて、全部調べられましたが、「以上です」と言われてあっけなく終わりました。何か追加で払うものだと信じて疑わなかったので、「本当ですか?」と聞き返してしまいました。無罪放免、みたいな気分。追加料金徴収も無く、「持ち物」に記載されていたデビットカードや現金を使うことなく済みました。

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(無事に持ち帰ることが出来た船便その1)
 日本の食材も無事持ち込めたし、向田邦子の本も無事手元に届いたので、意気揚々と家に戻りました。
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