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スーツケースの鍵事件 後半 [旅’20-]

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 百貨店閉店まで1時間。近くの百貨店にはスーツケースコーナーがあるので、そこで、似たようなスーツケースの鍵がないかなという楽観的すぎる望みを持って向かったのでした。鍵の写真を見せながら説明すると、案の定、「この鍵穴は関係なくて、個人用の鍵/開け方が絶対に他にあるから探してみて」と諭されてしまいました。幸い、ドイツでは珍しく優しく接客してくれたれど、「他に鍵なんかあったかな?」と途方に暮れてしまいました。百貨店から家へ向かう道中には、「スーツケースは今回諦めて、大きなバックパックで行くか」と思うようになってしまいました。

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 再度、スーツケースと対峙し、また、色々触ってガチャガチャやってみると、ついに、スライダー(ファスナー持ち手部分)がカチャッと外れる音がしました。この小さな音だけでこんなに安堵できるのかというぐらい、ホッと一安心してしまいました。写真で白線の丸が付いている部分がスイッチのようになっていて(分かりにくいけれど)、赤い矢印の方向に向かって押すとスライダーが取れる、という仕組みでした。鍵の施錠マークもあり、一応二重でさらに鍵を個人でかけることも出来るようです。このための鍵もスーツケースについていました。鍵を出しておいたら混乱すると思ったであろう過去の自分、その鍵はしっかり購入した時のまま状態でした(スーツケースの中に入っていたということ)。無事に、スーツケースに荷物を詰め、ベトナムへ出発出来たのでした。

 という訳で、荷物が多くなるであろう旅までまた期間が空くので、今回備忘録的に書いてみました。ただ、こんなにドキドキ焦ったのは久々なので、強烈な思い出として、記憶に残りそうな気もします。
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