SSブログ

ドイツで初めての病欠 その2 [2024年ドイツ]

2574.jpeg
(結局1週間近い不調。結果的に1週間のコーヒー断ちでもありました)
 勤務先によるけれど、3日以上の病欠の場合は、医者からの「Arbeitsunfähigkeitsbescheinigung(職務不能証明書)」という書類を出さなくてはなりません。面白いのはこの書類、医者の「診断書」ではありません。書類自体には症状や病名は記載されておらず、○月○日から○月○日まで職務不能、としか書かれていません。プライバシー保護の観点から、被雇用者は雇用主に対して自分の健康の情報について知らせなくて良い、ということの様です。この書類を出す際、私の雇用先の大学担当者からも散々、「病欠の書類には、絶対に病気名や診断を記載しないように」と言われました。

 ただ、医者が作る書類ではあるので、かかりつけ医へ向い、なんとかこの証明書をもらわなくてはなりません。予約可能日まで待っている訳にいかないので、朝一でとりあえずかかりつけ医へ。受付ではもちろん、「予約が無いと、診察はできません」と言われたけれど、「風邪っぽいので、病欠のため勤務先に『職務不能証明書』が必要です」と説明すると、受付の人は沈黙数秒間。「うちのクリニックの患者?」と聞かれ、「はい」と答え、私の保険カード/保険証を受け取ってくれました。担当医に電話でもするのかな、と思っていたら、保険カードから私の必要情報を取り込んで、「3日ぐらい(病欠)で大丈夫ね?」と言って、(特に診断も無く)あっという間に3日間病欠の「職務不能証明書」を作ってくれました。
nice!(0)  コメント(1)