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クロアチア旅 その3 [旅’20-]

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 観光都市を目指しているということもあるのか、色々な博物館がザグレブにありました。変わり種で「失恋博物館(Museum of Broken Relationships)」というのがあって、行ってきました。自分の失恋にまつわる品を短いエッセーと一緒に展示している博物館でした。私は「映画監督とか作家が来て、展示物からヒントを得て作品を作るのかな」と色々想像して楽しめました。一緒に行った友人は「映画や小説で既に見たことのある話が多かった」と批判的な感想でした。思い出の品、ということもあって、展示されている物も様々。人は色々な物に思い出を結びつけるということがよく分かるし、また人間の感情というか、執着心の狂気的な部分もよく見えてきます。展示物のほとんどが、男女の失恋(たまに家族の悲しい別れ)だったけれど、もっと広い意味での「別れ」を展示しても良かったのかな、と思いました。例えば、ペット、だったり、作品だったり。

 展示品そのものというよりかは、それを説明する文章力(翻訳力もかも)が物をいう展示会だった気がします。私が良いなあと思ったのは、ドイツのカップルの別れ。自転車の工具(名前は忘れた)を使った、男女のつかず離れずを上手く表現していると思いました。
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