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格言を出してくれるホテル [旅’20-]

 先日オーストリアのザルツブルグへ行ってきました。招待してもらったので、予約してもらったホテルに泊まりました。そこのホテル、一泊しかしなかったのですが、朝食の各テーブルに日替わりの「ガイド」が置かれていました。表紙に格言、見開きは、天気と観光名所の説明が書かれていました。日付を変えて印刷しているので、一応日替わりのようだけれど、中身がどこまで毎日変えられているのかは不明です。一応英語版とドイツ語版が用意されていました。中身は両言語一緒だったけれど、なぜか表紙の格言は異なっていて、両方ともなかなか良い格言だったので紹介します。

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 左側のドイツ語は、ざっくり訳すと「人は、アイディアを、他人よりも多く持っているべきだけでなく、その中でどれが良いアイディアなのか見極める力が必要である」という意味でしょうか。Linus Carl Paulingというアメリカの化学者の言葉のようです。発想力だけを持っているだけでは、成功出来ないということでしょうか。最初この格言を読んだ時、「ずいぶんと現実的な考え方だなあ」と思いました。誇張的表現をドイツ語ならでは、と思ってしまいました、が、元々の格言は英語だったよう。

 右側は、劇作家George Barnard Shaw、かな。Wildeが付いているのは、多分前日が、Oscar Wildeの格言で、タイプミス、と予想。「間違いをして過ごす人生は、何もしないで過ごす人生よりも立派であるだけでなく、より有益である」みたいな訳になるでしょうか。間違いや失敗だらけ、の人生は嫌だけれど、そこから何か学べるのなら有益かなあと朝から色々考えてしまう朝食テーブルでした。
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