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夏の旅行 最終回 [旅’20-]

 9ユーロチケットを活用してもう一つ行ったのがハイキング。ハイキング好きな友達のグループに入れてもらって、3ヶ月間でいくつかハイキングへ行きました。本当は登山とはいかないまでの山登り、でも良かったのですが、平地が多いドイツ、現実的なのは、ハイキングでした。

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(道なのかよく分からないハイキングコース)
 ちょっと自分たちが住んでいるエリア(NRW州)から出てみたいけれど、遠出はしたくない、そんな小旅行にぴったりなのが、Rheinland-Pfalz州。私の州から南、ドイツ全体に見ると南西部、でしょうか。Rheinlandという地名からも分かるように、ライン川に面した地域で、ドイツのワイン生産地としても有名です。自然が多いので、ハイキングの道もたくさんあります。

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(ハイキングのコースの標識)
 ドイツの公共交通関連のインフラはほとんど信頼していない私ですが、ハイキング関連のインフラには絶大な信頼を置いています。ハイキングが有名なエリアへ行くと、レベル、高低差、難易度、時間に合わせて様々なコースが用意されています。そのコース名に合わせた標識(写真だとWelterbesteigというコース名)がコース途中(森林が多い場所でも)に色々貼ってあり、この標識に従っていけば最終目的地に到着出来るというわけです。スマホを使うという手もありますが、森林内に入るとGPS機能が良くなかったり、道なのかどうかよく分からない小道を通過する場合があり、結局ハイキング道中一番役立ったのはこの標識でした。

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(ライン川)
 このエリアでのハイキングは何度か行きましたが、最初はハイキング上級者と一緒だったので、足手まといにならないように歩きました。確か全長23キロ、6時間ぐらいかかるコースでした。思ったより遅れを取らずに歩けたので、ホッとしました。逆に、8月の中旬に行った際、距離は短かったけど(10キロちょっと)、気温30度の中で歩いたので、帰宅した際には軽度の熱中症でした。どおりで、この日はコースに人が居なかったわけでした。

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(ブドウ畑)
 他の州でハイキングをしたわけではないので、比較は出来ませんが、この州のハイキングコースは景色が良かったです。ライン川の周りを歩くハイキングコースが多かったです。新川、江戸川(とセーヌ川もかな)、と川の近くで生活してきたせいなのか、川を見ると「良いなー」と思います。規模で言えば、ライン川が一番大きいと思いますが、うねり具合がよく見えるのもハイキングの醍醐味でしょうか。川が見えるのはもちろん、傾斜から見えるブドウ畑も見晴らしが良いです。熱波が多かった今年のドイツ、甘いブドウがたくさん採れているのでしょうか。そして、ハイキングが終わるとみんなと「一杯」飲んで帰りました。もちろん、「一杯」はワインなのですが、私はブドウジュースを飲んでいました。
(私の「一杯」)
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