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The Prestige(2006) [映画’21-]

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 簡単に説明すると、19世紀末の2人のマジシャンの競争、を軸にした話です。昔のマジックを現代の視点で見ると、当時は無かった(ちょっと進歩した)トリックや技術が登場して一気に映画が面白くなくなるということがたまにあります。が、今作品は19世紀当時としては新技術/SFを登場させているけれど、許容範囲以内でした。この主人公である、ヒュー・ジャックマンは私の中で、「『ザ・グレイテスト・ショーマン』の人」なので、この時のショーの人と今回のマジシャンと少しキャラクターが被ってしまい、最初は頭の中で混乱してしまいました。また同じく今作品の主人公、クリスチャン・ベールとマイケル・ケインは「バットマン」シリーズの、バットマンと執事のイメージが強く、今作品でも似たような関係性で「あれ?」とバットマンと混乱してしまうことも何度かありました。ただ、この混乱も映画冒頭だけでした。

 結果的に、伏線がすごくしっかりしていて、良い意味で裏切られ、かなり楽しめた作品でした。全作品見たわけではないけれど、この監督作品の中で一番面白かったと思いました。ストーリーがしっかりしているのはもちろん、作品自体もストーリーのメインテーマに沿った作りで、映画自体が何重もの構造になっていて、私の好きなタイプの作品でした。鑑賞者が鑑賞中は気づかない程度、でも若干記憶には残る違和感をしっかり残した伏線、そして最後にそれを回収となっていて、映画が終わると「あの違和感 、あのセリフはそういうことだったのね!」と分かり、スッキリします。
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tommy88

伏線が丁寧であれば裏切られても快感ですね。
下手な朝ドラは、何でやねん、ばかりです。

by tommy88 (2022-08-13 10:22) 

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