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時差を使っての作業 [2020年ドイツ]

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(風車のようにずっとフル稼働の作業でした)
 世界でよく知られたアニメーション会社は、時差を上手く使って作業を止めないらしいです。アジア諸国に居る人が作業をして、終業すると、ヨーロッパに居る人は、その前後に始業、その後北/南アメリカの人が作業という流れ作業になっているという話を聞いたことがあります。インターネット技術などの発達によって出来た作業方法だと思います。これが、健康的かどうかは別として、これに似たものを最近経験することが出来ました。

 2ヶ月ほど前、締め切りがあって、私を含めたヨーロッパ組3人とアジア組2人、に分かれた作業がありました。作業以外に、メンバーとの会議があったりもしました。ここに北アメリカの時差圏が入ってくると、どこかのグループに負荷がかかってしまいますが、上手く4ヶ国、3つの時差圏に分かれていました。自分の仕事をしながらの作業だったので、ヨーロッパ組の朝(アジア組は夕方か夜)に会議をして、(ヨーロッパ組も作業しつつ)終業した/しているアジア組が作業、アジア組が寝た頃に、ヨーロッパ組が終業して作業、ヨーロッパ組が寝ている間に、アジア組が始業して作業、の繰り返しで、フル稼働という感じでした。普段は朝にメールを確認しても、それほどメールが来ていることはありません。しかしこの作業期間、朝メールを確認したら、アジア組からズラッとメールが来ていて、それを確認する作業から一日が始まる慣れない日でした。もちろん、本人達のやる気があってのフル稼働で、とても仕事がしやすいメンバーでした。

 そして、異なる時差圏に渡った会議のあるあるネタが、「参加者のテンションがかなり異なる」です。ヨーロッパ朝7時30分頃、アジアが夕方/夜の時間帯の会議だったのですが、ヨーロッパ組は若干テンションが低め(やる気がないというわけではなく)、アジアの夕方は結構元気でした。
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コメント 3

Mi

ASのオンライン世界大会やオンライン会議は、ヨーロッパが主催者側になるので、日本では真夜中近くだったりという事が多いそうです。
by Mi (2020-11-03 10:29) 

tommy88

例えばアニメ制作の作業場を
高円寺(日本)
ブリティッシュコロンビア(カナダ)
ワルシャワ (ポーランド)
この3か所に置いてネットを通じて作業すれば。
24時間体制で作業継続が可能。
ワールド・ワイドって視点かな。
国内時差のない日本は使いやすい国ですよ。

by tommy88 (2020-11-03 16:39) 

tommy88

充実して楽しそうな感じ!


by tommy88 (2020-11-21 20:13) 

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