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Rocketman(2019) [映画’19−20]

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 歌を聴くとき、その歌手の見た目が歌の好みの判断基準になることはありません。でも、「歌を聴いて、特定のイメージがあったわけではないけれど、見た目はこんな感じなんだ!」とちょっと驚いた歌手が私には2人居ます。それが、山下達郎とエルトン・ジョン。前者は、Ride On Timeを聞いて、家にあったのCDのジャケット写真を見てちょっと驚いた記憶があります。後者は、Your Song(とライオン・キングの曲)のイメージがあったので、テレビでコンサート衣装を見てびっくりしました。

 この映画は、なぜ、エルトン・ジョンがこれだけ派手な衣装なのか、をはじめとした、彼の生い立ちが描かれた作品。ミュージカルのような形で話が進んでいくのですが、「伝記映画でミュージカルも珍しいなあ」と思いました。生い立ちを追うごとに、なぜ彼が「見せる/ショー」にこだわるのかということが分かってきます。それが分かると、ミュージカルという演出にも納得がいきます。

 私の好きな歌が登場しなかったのがちょっと残念だったけれど、知らなかったエルトン・ジョンの生い立ちが追えたので、楽しめた映画でした。「Yesterday」、「Bohemian Rapsody」、この映画しかり、音楽界のマネージャーは悪役になっていました。脚色というのもあるし、こういう人がもしかしたら居る(音楽界関わらず)のだと思うけれど、マネージャーとかから、歌手はどう見えているのでしょうか。曲を作ったり歌ったりしているのは、もちろん歌手本人だけれど、それを営業その他色々するのは、マネージャー、音楽プロデューサーだったり、裏方の人間。音楽業界がどんな感じか分からないけれど、名前が出ない裏方視点の映画があっても面白そうだなあと、思ってしまいました。
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tommy88

売れっ子のマネージャーは権力を手に入れてしまします。
自身に作曲や歌唱の才能がないくせに錯覚して権力を濫用。
思い上がりでしかありませんが、売れるほどにうまく行かなくなる。
権力や金が見えてくると、良くない方向に行くのが現実ですね。
エルトン・ジョンが子ども時代にピアノのレッスンを受けに行きます。
その時、先生の前で『トルコ行進曲』を弾きます。
で、途中で辞めてしまい、なぜ? 先生がそこで辞めたから。
楽譜を読むのではなく聴いた曲をそのまま再現できる。
凄い能力を有していて、雑音恐怖症にもなるわ。
面白い映画でした。

by tommy88 (2020-10-20 18:23) 

Mi

この方を知らなかった・・・
by Mi (2020-10-28 21:55) 

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