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Before Sunset (2004)とBefore Midnight (2013) [映画’19−20]

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(写真はAfter Sunrise)
 数ヶ月経ってしまいましたが、以前見たBefore Sunriseの続編を続けて見ました。やっぱり前作を見た後、2人の約束の行く末が気になっていました。続編が出ているということは、と私は簡単に2人の約束語を予想していました。が、やはりそれだと面白い作品は作れないし、現実の人生でもそこまで上手くいきません。

 続編は、作品数を重ねるとクォリティーが下がる作品が多い中、これは3作とも良かったです。個人的には、自分の状況に一番近いからか、2作目が一番印象に残りました。前作以上に、2作目はドキュメンタリーという感じがしました。「数分後」とか、「数時間後」というシーンが本当に無くて、2人が過ごす時間=映画の上映時間だったので、ますますドキュメンタリーを見ているようでした。1作目は学生と駆け出しの記者、2作目は2人とも仕事を持っていて、3作目は仕事もあって子供も居る、という風に変化していきますが、2作目が自分の現状に近いので、「分かるなー」と思いながら見てしまいました。自分自身に置き換えられなくても、自分の周りに居る人の状況に似ていたりもして、共感ばかりでした。私も今の仕事を始めて2年弱だけれど、「仕事をすること」だったり、大学の外の社会/現実、みたいなものが、学生の時よりは、少し見えてきた気がします。色々見えてくることで、考えたりすることが、映画でも描写されているように感じ、「育ってきた背景や環境が違っても、これだけ共感できてしまう映画はすごいなあ」と映画という媒体のすごさも考えてしまう作品でした。

 3作目は3作目で、なるほどなーと思えるセリフが多く登場していました。もう少し年を取ってこの3作目を見たら、より共感出来るのでしょうか。全作に共通していることですが、ストーリーよりは、描写や考え方を追っていくのが面白い作品なので、人生の次のステージに行った2人を描いた続編を更に見たいなあと思ってしまいました。
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