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Flixbus 前半 [旅’17]

 このブログも少しずつ旅の記録に追いつこうと、記事を思い出しながら書いています。ようやくベルリンの旅も終わり、残すとこもアテネの旅のみ、と思っていると、次の旅に出発してしまいました。時系列が前後してしまいますが、記憶が新しいこの旅についてこれから書いていきたいと思います。

 6月からドイツに戻ってきて、バタバタ色々なところに行きましたが、全てが自分の研究関係。まだ第一稿ではありますが、博士論文の一つの章を書き終えたので、旅に出ることにしました。久々に「パリのおばあちゃん」のところへ行こうと思ったのでした。旅行の計画を立てたのは8月下旬。締め切りが9月下旬であろうと予想し、10月上旬を出発としたのでした。期日が近いこともあり、飛行機代はすでに高くなっており、新幹線(近くの駅からパリ直行の新幹線が出ている)はなぜか10月上旬運休。地方電車を乗り継いで行くことも考えました。が、遅延はもちろんキャンセルも多い、SNCF(フランス国鉄)とDB(ドイツ国鉄)を乗り継ぐという危険な組み合わせだったので、断念。久しぶりにバスで長旅をしてみようと思ったのでした。

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(トレードマークは緑の車体)
 ヨーロッパで最後にバスを利用したのは、5年前。EuroLinesという、ヨーロッパ各地、そして北アフリカ(モロッコ等)まで行ける、幅広い路線を持つバスを利用したのが最後。パリ−ボルドーを往復したのですが、行きは4時間遅れでの到着。今回はEuroLinesより更に安いと言われているFlixbusを利用。緑の車体がトレードマークで、ドイツの各地を走っています。パリとドュッセルドルフの往復47€。片道7時間、とのことでした。日本でも夜行バスに慣れているので大丈夫だろう、と思っての予約。東京−大阪間より若干短いぐらいだし、と軽い気持ちでの利用でした。結果から言うと、この決断を後悔し、ヨーロッパではもう二度と長距離バスに乗らない、と思ったほどでした。

 ドュッセルドルフ中央駅から歩いて5分ほどのところにあるバス停留所。色々な行き先のバスがひっきりなしに止まります。いくつかバス停が同じところにあるのですが、どのバス停にどこ行きのバスが止まるのか、いまいちよく分かりませんでした。停留所に入ってくるバスの行き先をいちいち確認しながら、自分のバスを探すことになりました。

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(自分で荷物を積むトランク)
 無事にバスを見つけると、自分で荷物をトランクに積んでいきます。私はこの時点で既に、若干イヤな予感。トランクの入り口は一つ。中はがらーんとしていて、自分で空いているところに荷物を入れていくだけ。つまり、行き先関係無くとにかく入れていく方式。日本だと行き先別に荷物を入れる場所が分かれているけど、これで大丈夫なんだろうか、と思ってしまいました。

 ドイツでいくつかの停留所を無事周り、いざフランスへ向けて出発となった時、バスはなぜかバスセンターのような場所へ。「車体に少し問題があるので、違うバスに乗り換えてください」というアナウンスが入り、バスの外に出されたのでした。
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tommy88

もう二度と乗らないの決意、何となくうかがい知れる「前半」でした。
書き出しは、作家生活みたいな、入稿し、リフレッシュの旅に出るという雰囲気があって、しかもその旅が取材にもなっていたら、まるで作家先生じゃ、あーりませんか。と思いました。

時間は買う物だと思っています。そういう意味で、夜行バスは理にかなっています。寝ている間に現地に着き、着いたらすぐに、始めることが出来る。ただ、リスクがあってベッドで寝るより少し疲れる。隣席の当たり外れがある。また、熟睡できない可能性がある程度はある。隣の人の足が臭い可能性も少しある。隣の人のいびきがうるさかったらこれもイヤだが可能性がある。時間を買う意味では、夜行バスは有力である。が、幾つかのリスクを回避し、お年寄りには夜行バスは勧められないかな。ま、欧州内の移動は、飛行機が良いけれど、実は空港への移動時間に難点がある。となれば、列車移動が良いのかな。

by tommy88 (2017-10-14 09:10) 

tommy88

4時間遅れ!信じられない!!
緑は目立つね。そして大きいね。
それに比べてタイヤが小さく見えるのがちょっと心配。


by tommy88 (2017-12-31 00:17) 

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