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Flixubs 後半 [旅’17]

 さて、バスの外に出て、代わりのバスの準備が整うのを待ちます。ようやくバスに乗り込むといざ出発。ドイツを抜けて、ベルギー、フランスと道中を進んで行きます。そして、次に向かったのがサービスエリア。労働規則として確立されているのだと思いますが、しっかり(運転手さん)40分の休憩。この時点で既に1時間遅れていましたが、40分しっかりサービスエリアで待機となりました。セキュリティーの関係ということで、この40分間、乗客はバスの外に出ていなくてはなりません。

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(座席はヨーロッパ人向けで広かったです。私の足の長さでは足かけに届かず)
 17時パリ到着予定でしたが、もちろん予定到着時刻に遅れて「パリ圏内」(厳密に言うと、パリではなく、パリ郊外のような場所です。ユーロディズニー、空港があるエリア)に到着。平日だったので、ちょうど帰宅ラッシュに重なってしまいました。結局、パリに到着したのは19時(2時間遅れでの到着)!9時間近くバスに乗っていたことになりました。多分人生で最長のバス乗車時間だった気がします。

 そして帰り。これも予想を裏切ることなく遅れました。パリはBercyというところにパスセンターのようなものがあり、そこで様々な長距離バスが発着していました。フランス国内はもちろん、ヨーロッパ各地に向かうバスがひっきりなしに到着していました。バスセンターというだけあって、50近いバス停留所がありました。が、バスの行き先と停留所番号を示すスクリーンが壊れていて、どこにどのバスが止まるのか全く分かりません(チケットにも書いておらず)。バスが到着する度に、バスに表示されている行き先を直接確認するという作業を行うことになりました。たくさんの人が行ったり、来たりするので、「帰省ラッシュの駅」のような感じでした。

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(パリのバスセンターに入ってくるバス)
 出発予定時刻は22時。が、22時を過ぎても、ドイツ行きのバスが見つかりません。「もしかして、逃してしまったのか」と心配になってきました。「遅れて当たり前」の感覚なのか、バスセンターでのアナウンスはもちろんありません(というか、窓口がもう既に閉まっていて担当者が誰も居ない)。結局、「遅れて当たり前」で30分後にはバスがやってきました。ようやくのことでバスに乗り込みます。

 行きは、結構空いていて、(座席指定がないため)一人で2席専用することが出来ました(2席2列の一般的なバスでした)。が、帰りの日曜はほぼ満席。あまりにすごい人で、「バスの席以上の予約を受け入れたのでは?」と思ったほどです。途中で乗ったり降りたりする人も居るので、理論上はそれも可能だと思いますが。なるべく寝やすい席が良いなあと思い、乗り込みました。

 一人旅のメリットというか、一人の席はチラホラ空いていました。キョロキョロ場所を探していると、東欧(多分ルーマニア等の国)からやってきている家族5人組のお母さんが手招きをして、(5人なので)空いている一席を私に譲ってくれました。これはラッキーと思い、男の子の隣に無事座ることが出来ました。私はなかなか寝られず、ぼーっと外を見ていると、隣の8歳ぐらいの男の子は熟睡。私の肩に寄りかかっていていました。起こすわけにいかない、と思い、なるべく動かないようにしていました。「動かないように」と思っていると、あまり深くは寝られませんでした。寝たり、目が覚めたりを繰り返している内に、寒いドイツに到着。1時間弱程度の遅れで、無事ドュッセルドルフに到着したのでした。家に帰って寝るのもなあと思い、その日はそのまま大学に行きました。が、体調が優れず、翌日は久しぶりに風邪を引き、寝込んでしまいました。

 と、初めてではありますが、長いFlixbusの旅でした。往復だけでしたが、もうしばらくはよいなあと思ってしまったバスでした。
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コメント 2

tommy88

肩を貸して熟睡出来ず。
相見が生まれたとき、ママはまったく熟睡してなかったな。
肩を貸したのではなく、泣いて起こされたのだけど。
飛行機の座席でも腰が痛くなるお年。
9時間もバスに乗れば寝込んでしまいますね、オレ。
ちなみに、ベンヤミン、よく飲んで、よく喋って帰っていきましたとさ。

by tommy88 (2017-10-16 07:07) 

tommy88

バスの長旅は疲れますからねぇ。
年ですかね…
日本でさえバスターミナルは本当に不安になる。
私には向いてないみたい。
日本じゃなさそうな親切さだね。
その男の子もかわいい。


by tommy88 (2017-12-31 00:21) 

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