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フランスの大統領選挙2017 トリビア2 [政治]

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(記事の内容と全く関係ありませんが、中野中央図書館近くの花です)

 前回は平等な報道時間について書きましたが、今回は投票者に影響を与えない法律、です。これはテレビに限らず、新聞にも言えることですが、投票前日の夜から、投票終了まで、世論調査の発表が禁止されています。また各候補の政策などに関する報道も禁止になるので、前日のテレビはやけにニュースの量が減ります。文字通り、候補者を「寝かせる」法律です。

 投票日は朝から、選挙に関する特番が組まれていますが、世論調査も政策も報道できないので、専門家による討論もほとんどなく、ダラダラと時間が流れていきます。各候補者の事務所と中継を繋ぎ、各事務所の様子を伝えていきますが、特に事務所の様子も「結果を待っています」というような感じなので、真新しいニュースはありません。どこの国でも選挙の特番は、こんな感じだと思いますが、フランスの選挙特番は特にダラダラした感じがします 。

 ただ、この法律、適応されるのがフランスのテレビ局や世論調査会社。そのため、フランス語圏のメディアは、出口調査などを勝手にやって、勝手に予想などを報道しています(ベルギーなど)。そういったニュースをフランスの報道局は放送できませんが、各候補の事務所はそのようなニュースもチェックしています。そのため、結果発表30分ぐらいに、事務所と中継を繋ぐと、事務所の雰囲気で選挙の結果が大体分かります。「結果を発表することはまだ出来ません」と司会者や記者は一応言っているのですが、事務所の雰囲気でバレバレです。
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次女

この桜綺麗だったよね~
懐かしい・・・
by 次女 (2017-07-07 20:32) 

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