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インド寄付金集め [インターンシップ/仕事]

 10月に起きたインド洪水への寄付金を募ろうと、私がインターンシップをやっているNGOが資金集めパーティーを開催することになりました。手が空いていたら手伝ってほしい、と言われていたので、興味本位で行ってきました。資金集めパーティーと言うと、アメリカ大統領選のものを私は想像してしまいます。ハリウッドの大スターが、選挙の資金を集めるために開くパーティーというイメージです。そのため、華やかなものなのかなあと想像していました。もちろん、規模が違うので、華やかさも相当異なることは分かっていましたが。

 準備期間も無いまま、洪水発生から1ヶ月後にこのパーティーは開催していました。準備した人は色々走り回っていて、とても大変そうでした。参加者からは3000円(当日券で3500円)を徴収し、その範囲で、寄付金はもちろん、場所代・食事代などを賄わなくてはなりません。この実情はよく分からないままですが、私は当日の助っ人ということで参加してきました。

 場所は原宿、私の中では結構華やかな場所です。東京の人からしたら、「若者の街」という印象が強いのかもしれませんが、私にとってはおしゃれなイメージもあるので、華やかな感じがします。原宿にある、小さなコンサートが行われるようなバーを貸し切って、このパーティーが行われることになりました。

 24歳にもかかわらず、「未成年じゃないよね?」と確認されながら、この日はワイン販売を任されました。販売と言っても、ワインを注いで500円で売るというものです。どれも赤で、カリフォルニア2本、トスカーナのものが1本でした。私の好きではない赤だったので、味もよく分からず、お客さんから「お勧めは?」と聞かれた時は本当に困ってしまいました。

 私のすぐ横では、グルジア(正式名称はジョージア)のワインが売られていました。これも1杯500円。グルジアのワインというのは聞いたことがないので、「グルジアでワイン?」と聞き返してしまいました。グルジアというと、ロシアともめている国、というイメージしか持っていなかったので、意外でした。が、聞いてみると、グルジアはなんとワイン発祥の場所だそうです。知らなかった!

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 そして、グルジアワインの販売も手伝ってほしい、ということなので、試飲させてくれました。ここでは、赤2本と白1本を売っていました。「赤は苦手なのだけれど」と言ったのですが、「グルジアの赤は、赤ワインと思えないほど飲みやすいから、だまされたと思って飲んでみてください」と言われてしまいました。半信半疑で飲んでみると、本当に飲みやすい!

 いつも私にとって、赤ワインとは苦く、どのワインを飲んでも、味がよく分からないのですが、この赤ワインは本当にすっきり飲めました。もう一つの 赤も少し甘くて、「本当に赤?」と思えるほどでした。逆に甘いものが多いと言われる白ワインですが、グルジアの白ワインはちょっと苦かったです。これらのグルジアワインは、どれも同じブドウを使っていて、作り方を変えることで、味に違いを出しているようです。同じ赤でも、種の異なるブドウで作っているのではないか、というぐらい味が違ったのに。

 このパーティー、最初の1時間は飲み放題だったので、ワインをわざわざ買いに来る人は居ませんでした。しかし、その飲み放題が終わると、興味本位でやってくる人がたくさん居ました。英語だけを話す人もやってきたので、私は通訳としてお手伝いしました。試飲しただけあって、自信を持って、味を説明することが出来ました。

 無事、グルジアワインも結構販売出来、パーティーも終わりが近づいてきました。最後はくじ引き!NGO、石けん会社などが提供した商品がプレゼントとなり、くじ引き大会が行われました。事前にくじを買い(これをインドへの支援金とする)、自分の持っているくじの番号が呼ばれると、晴れてプレゼントがもらえるというわけです。私はくじを買わなかったのですが、NGOの職員から、くじを何枚かもらいました。その内の1枚が当たり、何と景品はグルジアワイン!試飲した赤ワインではなく、スパークリングワインでした。これには一緒にワインを販売していた販売員の人たちも驚いていました。どんな味なのか、飲むのが楽しみです。
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