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聞いてはいけない質問 その5 [留学準備]

 スムーズな手続きを終えて安心出来たのは、最初の数週間だけ。約束の2〜3週間経っても、届く気配はありません。メールで人口局へ問い合わせても「順調に手続きが進んでいます」との返事のみ。順調に手続きが進んでないから1ヶ月経っても滞在許可証が届かないのではないか、と心配になります。

 ビザなしでスイスに滞在できるのは12月11日まで。もちろん、滞在許可証の手続きは終えているので、違法滞在ではありません。が、その許可証が届いていないので、違法滞在ではないと証明できるものはレシート以外にありません(発行手続きに払った200CHFのレシート)。そのレシート、他国では身分証明書の代わりに通用するのかは分かりません。

 一体どこまで手続きは進んでいるのか不明なため、学校に連絡をしました。大学に在籍する学生の半分以上が外国人。ビザや滞在許可証発行に問題があった時、人口局に連絡をつけてくれます。大学から返信をもらうのは少し時間がかかるのですが、個人で動くより、機関である大学が人口局に働きかけてくれた方がずっと効果があります。学校に連絡して1週間後、「人口局に連絡してみたところ、手続きは順調なようです。シェンゲン加盟国到着から3ヶ月の12月11日になっても、滞在許可証が届かない場合にまた連絡してください」との返事。レシートをパスポートと一緒に持ち歩く日が続き、ついに12月11日になっても許可証は届かず。

 学校、そして人口局に再度連絡してみます。人口局には「1月からフランスに行くから、早く発行してくれ」と催促したのですが、手続きが早まった様子はありません。数日後、大学と人口局から連絡が来ました。大学は「既に発行されているので、学校としてはもう何も出来ません」。「発行された」というのは既に郵送されているのか、または発行されてもまだ人口局にその滞在許可証があるのか、よく分かりません。人口局は「既に発行しました」と言い、 「 6ヶ月以上ジュネーブを離れる場合は、添付した書類に必要事項を記入し、どこにいつまで滞在するか人口局に知らせるように」と但し書きまでついてきました。

 発行されたはずの滞在許可証がどこにあるか分からないまま数日すると、ようやく人口局から書留書類が。書留が来たときは家に誰もおらず、郵便局へ直接取りに行くことに。人口局からの書留書類が滞在許可証であることを願いながら、郵便局へホストマザーと向かいます。その場で開けてみると、滞在許可証(カード)が入っていました。偶然にもその書留を取りに行った日は私の誕生日。「人口局から素晴らしい誕生日プレゼントをもらえたね」とホストマザーに言われました。

 景気が悪い今、どこの国でも外国人は歓迎されないようです。学生という身分が、海外に滞在するのに一番簡単な方法だと強く感じます。が、必ずしもそうではなく、国が喜んで外国人に国籍を与えるところが例外的に存在するようです。その国が今フランスでかなり話題になっています。自分の滞在許可証請求の話題に関連して、今フランスで大きな議論になっている役者さんについて次回は取り上げたいと思います。
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