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聞いてはいけない質問 その3 [留学準備]

 無事に書類を送付し、シェンゲン加盟国であるフランスに到着したのが9月11日。シェンゲン協定に加盟しているスイスに行く祭、基本入国審査はありません。日本のパスポートであれば、3ヶ月間はシェンゲン加盟国内をビザ無しで自由に行き来できます。つまり、3ヶ月後からはビザまたは滞在許可証が必要になるというわけです。12月11日までに、滞在許可証が手元に届かなくてはなりません。

  滞在許可証申請の書類は全て、人口局のホームページからダウンロード出来るのですが、何せこのホームページが分かりづらい。そのためか、メールでの質問はかなり早く返信してくれます。2〜3日で返信をしてくれます。かなり親切だな、と思っていたのですが、それは夏の間だけなのでした。

 9月、新学期が始まり、書類が届いたとの連絡が全くないまま1ヶ月が経過しました。すると、思い出したようにメールが届きました。追加書類請求のメールでした。他人(スイス人)の家に滞在しているので、その家の主のサインと身分証明書のコピーが必要とのことでした。私も書類にサイン。この家から別の場所へ引っ越す時には、人口局に必ず連絡するということに同意した、というサインです。あくまでも、外国人がどこに居るか追跡したいのだな、と思いました(どこの国でも同じですが)。サインなのにスキャンして必要書類を送るように、とのことでした。送信しても、またまた連絡はなく。フランス語でよく「Sans nouvelle, bonne nouvelle」(便りがないのは、良い知らせ)と言います。旅行するようになってからよくこの諺を使う私。自分にこの諺を言い聞かせる日が来るとは思っていませんでした。

 無事、書類が受理されると、今度は人口局へ行って200CHF近い発行料を支払うことになっています。どんな手続きなのか既に滞在許可証が届いている友人から色々話を聞いてみると、人口局に予約をして、支払いに行くという説明を受けます。試しに人口局に電話してみると、「多すぎる問い合わせのため、電話での回答は中止しました」とのメッセージに繋がります。夏の間質問するのに使ったメールアドレスへメッセージを送っても、「多すぎる連絡のため、いつ返事出来るか分かりません。電話で連絡して下さい」との自動返信。電話しても回答してくれないのに、とメールに一人で突っ込み。では、直接人口局に行ってみよう、と午前中の授業を終えて、人口局へ行ってみることにしました。ジュネーブ市内の外れにあるのですが、建物内に入ってみると唖然。長蛇の列が出来ています。予約して来た人ばかりだと言うのに、なんと3時間待ち。「予約はどうやってとるのか」という質問をするのにも1時間かかりました。受付の人は、予約用の電話番号をくれましたが、これは問い合わせと同じ電話番号。「この番号にかけても、自動応答メッセージに繋がるだけだ」と説明しても、「予約をしてから来い」と言われるだけ。半信半疑でかけてみると、びっくり、コールセンターのようなところに繋がりました。「滞在許可書のために予約を取りたいのですけど」と言うと、「こちらから召喚するので、その手紙が届くまで待って下さい」と冷たい返事。友達にもう一度聞いてみると、「人口局から召喚状など届かなかった」という返事ばかり。一体どうなっているのか不明のまま日が過ぎていきました。そして驚くことに10月上旬、人口局から召喚状が届きました。10月18日10時45分に人口局へ来るように、とのことでした。
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