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Cerbèreへの旅 最終回(番外編:住居探し) [旅'12]

 何度もこのブログでも書いているように、フランス人(ヨーロッパ人)のバカンスの過ごし方は、基本のんびり。普段の忙しい生活から逃れて、のんびりし、新学期に向けてリフレッシュする、というのが根底にある考え方のようです。そのため、出来ればメールという仕事を思い出すようなものは出来れば避けたいもの。私も一応コンピュータを持参して行ったのですが、「出来れば使いたくないなあ」と思っていました。が、新学期直前のこの時期、翌年の住居を探さなくてはならないため、結果的に毎日コンピュータに向かうことになってしまいました。

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 私たちが滞在していたCerbèreには、カフェがいくつかありました。が、Wifiを設置しているのは1つだけ。そのため、そのカフェには毎日足繁く通うようになってしまいました。コーヒー1杯で、1時間近く粘りました。暑い日も続いたので、冷たい飲み物を注文する時もありました。多分、この滞在中、一番通った場所だったと思います。

 幸か不幸か、早く来年度以降の住居を見つけたいのに、この時期、なかなか作業は思うように進みません。大学職員といえども、ヨーロッパのどの国でもたいてい、2週間ほど夏休みをとるので、連絡をとれない、ということがよくあるのです。電話をしても、メールをしても「海外に居るので、連絡がつきません」というメッセージが返ってくるだけです。

 私は来年度、大学の寮を申請しているのですが、未だに結果待ち。他の人は、寮に入ることが出来た、拒否された、と一応結果をもらっているのですが、なぜか私は「キャンセル待ち」のリストに入っていました。返事を催促しても、「夏中に結果が分かる」という答えが返ってくるだけ。「夏中」とは8月下旬、下手したら9月上旬までカバーする言葉です。上手い返信だな、と感心してしまいましたが、困るのは、私。キャンセル待ち、というわけで、寮に入れない可能性も大きくあります。困った私は、個人的に探してみることにしました。2年前、パリのアパート(結果的のホームステイという形になりましたが)を探した時は、ラッキーにもすぐに見つけることが出来ました。日本という離れた土地に居ながら、一発で住む場所が見つかったのは奇跡に近かったのだ、ということを、今回住居探しをしながら感じました。

 色々ながっかり、喜びを経験しながら、なんとか住む場所を見つけました。バカンス中でも、毎日このカフェに通った甲斐がありました。
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