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Cerbèreへの旅 その4 [旅'12]

 フランスは、場所が変われば、各地でおいしいものに巡り会えます。スペインとの国境地帯も例外ではありません。この場所で食べた、おいしいものを今回紹介していきたいとおもいます。

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 バカンスに出発すると、必ず1週間は同じ場所に滞在するフランス人。キッチン付きのコンドミニアムのようなところに滞在します。私のホストファミリーは食べるものに関して、情熱や時間などをかける人なので、キッチンが揃っているアパートを選びました。このアパートには、planchaという鉄板も用意されていました。planchaはスペイン語で「鉄板」という意味で、この鉄板で料理したものをフランス語ではà la plancha(「鉄板風」)という風に呼んでいます。この料理、野菜や肉または魚を切って、鉄板に載せ、焼くだけというかなりシンプルなもの。しかし、シンプルなバーベキューより私は、好きになりました。

 まず、食材の味がよく出ます。食材の良さなどを語れるほど、食材の通ではありません。そんな私でも「いつも食べているトマトより数倍おいしい!」と言えるほど、食べ物の味がしっかりと出ていました。南の暖かい場所、というだけあって、トマトがかなりおいしかったです。暑い昼に、トマトで赤くなった料理に、赤い辛いソースをかけて食べると、とてもおいしかったです。

 そして、魚も獲れたて。ホストファザーと一緒に、港へ行って、獲れたての魚購入しを調理したこともありました。日本で食べるような白身魚もあり、懐かしい味がしました。もちろん、これも鉄板で焼いてしまいます(魚がこびりついて、かなり掃除が大変なのですが)。鉄板でもおいしいのですが、個人的に、白身の魚はフライで食べたいなあと思ってしまいました。

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 そして、スペインで欠かせないお酒がサングリア。神秘的な名前だ、と思っていたのですが、飲み物自体も真っ赤で結構ミステリアスでした。赤ワイン(安物)に、フルーツ(グレープフルーツなど)を入れた飲み物です。かなり甘いので、お酒に弱い人でも飲めるアルコールだと言われています。そのため、お酒が飲めない私は期待して飲んでみたのですが、やはり強かったです。「こんなに甘くても、飲めないの?」とフランス人には飽きられてしまいましたが。

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 おいしいものだけだった、というわけでもありません。サラダでは少し苦労しました。初めて行ったレストランでは、前菜にサラダが出てきました。食べてみても、何も味がしません。素材が良いから、そのまま食べろ、ということかな、と思い食べ続けました。大しておいしいと思わなかったのですが、当たり前。ドレッシングをかけなかったからです。他の地方がどうかよく分かりませんが、この地方ではドレッシングを自分で「作る」のが当たり前。酢(ワインビネガー)、オリーブオイル、塩、コショウがテーブルの上にあるので、自分で適当に混ぜて作るというわけです。2回目以降はこの失敗を生かして、自分なりにドレッシングを作ってみたいのですが、あまり上手くいきませんでした。フランスではどの家庭でもサラダのドレッシングは、お手製。毎回色々な家に行くたび、おいしいドレッシングを発見するのですが、今回自分で作ったものはおいしいと言えませんでした。自分の好きなマスタードが足りないような気がしました。残念。
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