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「最大の」と言われてしまうと 最終回 [旅’20-]

(ここ数ヶ月、忙しくて書けていなかった記事。時系列が前後しますが、今年4月頃の出来事です)

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(ガラスで囲われた「夜警」)
 フェルメールの特別展を見終え、チケット料金の一部である常備展も若干駆け足で見てきました。この美術館、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」とレンブラントの「夜警」を持っていることで有名。この2作品(とゴッホ美術館)を見に、10年ほど前に夜行列車でアムステルダムへ行ったほど。この2作品だけを見るのが最初の目的だったけれど、結構大きくて、びっくりした記憶があります。

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(修復で使われる機械でしょうか)
 今回も改めて見てみると、「自国」オランダの画家作品がかなり充実していました。10年ぶりの「夜警」は「額縁に入っていたような気がしたけれど」と、思っていたものと若干違うような。何年ぶりかの修復作業で、額物から出された状態で展示されていました。あまりの人気作品の修復作業ということで、展示から外すわけにいかない、と思ったようで、修復作業中でも/を展示、という方法にしたよう。写真のように、「囲い」に入った状態での展示でした。どこの部分を修復しているのかよく分からなかったけれど、どれくらいの時間かかるのでしょうか。

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(補足説明パネル)
 今回、訪れてみて(確か前回は無かったと記憶しているけれど)、アップデートされていると感じたのは、歴史的背景、特に植民地時代の補足情報、でした。展示コーナーや作品ごとに詳しい歴史的背景のパネルがついているのですが、そのパネル説明に植民地時代の歴史背景(奴隷の扱い等)説明ラベルが付いていました。画家や描かれている対象の説明だけではなく、それがなぜ、成り立っているのかという別の視点(植民地時代があった)からの説明があり、より作品背景などの理解が深まり、なかなか良い試みだなあと思いました。
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コメント 2

tommy88

スプラッシュマウンテンが改良されるのと同じかな。
歴史を学べば現在の過ちも際立ちます。
アップデートできない人間は置き去りにされます。
いや、日本という国のシステムも危機的です。
夜警、いいですね。
修復作業の詳しくは、必ずNHKがハイビジョンで収録します。
ノートルダム大聖堂の大修復作業も、圧巻の映像解説で見ました。
美術品の修復や密輸や贋作対策も、過去にNHKのお世話で見ました。
うちは、ちゃんと義母様がNHK受信料は払っています。(エッヘン)

by tommy88 (2023-07-25 11:56) 

Mi

修復ってどういったことが行われるのでしょう。
機械でもできてしまうのかな?
絵の前にあるのが機械かと思ったのですが、あれは何でしょう。
by Mi (2023-09-08 10:20) 

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