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バレエを鑑賞 [2022年ドイツ]

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(バレエを見た劇場)
 前回、オペラを見に行って、かなり良かったので、今回はバレエ、を見てきました。オペラ劇場ではなく、普通の(ミュージカルとかをやるような)劇場での上演でしたが、見に行って良かったです。

 今回見に行ったのは定番中の定番、三大バレエの一つ、「白鳥の湖」です。あまりにも定番過ぎて、バレエを見に行ったこともないのに、いくつかのシーンで「見覚えがある」と思ってしまうほど。もちろんセリフは無く、踊りというかバレエと音楽だけ。クラシック音楽と言えばの、「第二幕 情景」の曲で、バレエダンサーが登場した時は鳥肌が立ちました。

 柔軟性が無いと出来ないダンス/芸術、であることは重々周知だったけれど、ダンサー見るとほとんど無駄な筋肉が無いということがよく分かります。ステージ上だけ重力が無いのでは、または天井からロープが吊されているのか、と思うほど、文字通り「フワッ」と高く飛んだり、持ち上げたりするのは、本当に見事でした。

 また、バレエほど、ダンサーの「格」や序列が如実に分かる舞台芸術は無いかもしれない、と思いました。例えば普通の舞台だと、主役をやる人はもちろんある程度実力がある人。ただ、脇役の役者も癖のある人が居たり、演技力が無いと出来ない役があったりして、主役=ナンバーワンではない気がします。ただ、バレエは、プリンシパル(フランス語だとエトワール)、ソリスト等と分かれていて、今作品でも主役=トップということが如実に分かりました。華があるというか、登場しただけで、「あっ、この人がトップなんだ」ということが把握出来ます。

 衣装が違うのはもちろんのこと、一人で踊る場面が圧倒的に多かったです。実力あっての、プリンシパル、「白鳥の湖」のクライマックスの一つ、フエッテ(回転)をやったときは自然に拍手が出ていました。そして、プリンシパルだけでなく、ソリストとその他のダンサーにも序列があるようで、ソリストは脇役ではあるけれども、明らかに他のダンサーより、多くの踊る場面をもらっていました。2時間近くの公演、練習をたくさん積んでいるのは当たり前だけれど、どちらの足から出すのかとか、回転する方向とか間違えないのかな、と鈍くさい私は少し思ってしまいました。

 と、初めてのバレエ、舞台に釘付けであっという間に終わりました。公演後、「ダンサーのあそこがすごかった」と色々話す私を見て、一緒に鑑賞した友人は「そこまでAmyが感動すると思ってなかった」と驚いていました。
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コメント 1

tommy88

謹賀新年
鳥肌が立つ経験は貴重です。
お化けが出た時か、真髄を体感した時の現象。
ダンサーには殆ど無駄な筋肉が無いとか。
最近、日本では無駄に筋肉をつけた人が湧き出して妙なブームです。

by tommy88 (2023-01-04 03:31) 

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