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定期券と移動 [2021年ドイツ]

 早速、定期通勤が始まったわけですが、最初の週は全く検札に遭いませんでした。定期を使っていないころは2週間に1度、研究室へ行っていて、その時は往復の1度必ず検札に遭っていました。定期を購入した途端検札に遭わないというのは不思議なものです。定期券を購入したのはもちろん、交通費削減のため。ドイツは普通のチケット料金が(かなり)高く設定されております。例えば、今住んでいるところから大学まで電車で30分ほどかかり、正規料金だと6€。正規料金よりは少し安くなる4枚回数券をこれまでは使っていました (22,5€)。普通の定期だと100€ほど。今使っている「通勤」定期は月90€ちょっと。一番安い定期だと(混雑緩和のため)午前9時以降から使用可能の通学/通勤定期(84€)。9時以降に移動開始だと少し遅いので、以前紹介した「通勤定期」を買ったのでした。

 ドイツの定期で面白いのは、料金が安くなるだけでなくちょっとした特典がついてくること(学生定期も同様)。平日19時以降と週末は終日、同じ定期で自分とプラスもう一人を一緒に乗せることが出来るのです。これはコロナだからという特典ではなく、以前から存在するもの。夜はなるべく交通機関を使って移動してください、ということなのでしょうか。また、普通料金だと追加料金になる自転車持ち込みが定期利用者は無料になります。「人間一人」ほどの料金ではないのですが、自転車持ち込みの際は追加自転車チケット(3.6€)を購入する必要がありました。距離関係なく、24時間有効のチケットです。ただ、そこまでして自転車を持ち込むことはないかなあと思っていました。定期利用一週目は自転車を持ち込んで移動をしていました。大学−大学最寄り間は今までバスを使っていたので、自転車を持ち込むことで、時間を気にせず移動を出来ました。ただ、電車の運行状況がかなり不安定なドイツ、自転車を持って駅構内をウロウロするのはなかなか大変なのも事実。結局、自転車2台目を購入し、大学最寄り駅に置いていくことにしました。

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(大学最寄り駅に置いている自転車)
 盗難が怖いので、1台目同様、中古の自転車を買いました。ドイツにあるメルカリみたいなサイトで様々な物が売っているので、そこで無事に購入出来ました。ドイツの自転車は色々サイズがあって、(タイヤの大きさで表現する)は28インチ〜が主流。私は26インチがギリギリ乗れるぐらいです。26インチより小さい、24インチもあると言えばあるのですが、タイヤがかなり小さくなって、車道兼自転車道で乗るときにちょっと怖いので、26インチに載っています。28インチと比べると、中古品市場に出回っているのは少ない26インチですが、無事にいくつか見つけることが出来ました。今回2台目として買ったのは45€だったけれど、なぜか値引きしてくれて40€でした。ただ、普段使っている自転車とブレーキの形が異なっていて慣れるのに少し時間がかかります。2台目がいわゆる「普通」のブレーキで、左右ハンドルを握るとブレーキがかかる仕組み。普段使っているのは、前輪をハンドル、後輪はペダルを逆回転させて止める仕組みになっています。そのため片方のハンドルにしかブレーキがついていません。こちらも慣れるまで時間がかかったけれど、両手に力を入れなくても停止出来るので、今ではこちらのブレーキにすっかり慣れてしまいました。久々に「普通の」ブレーキ方式の自転車に乗ると、無駄にペダルを逆回転させて、「自転車が止まらない!」とちょっと焦ってしまいました。
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コメント 2

Mi

ペダルを逆回転させてブレーキをかけるなんて複雑!
乗りこなすまでに時間がかかりそうです。自転車の仕様が日本と海外で違うとは知らなかったので驚きです。
by Mi (2021-11-22 11:19) 

tommy88

老いると聞いているだけで難しくてアレルギーだ。
自転車ごときで頭が痛くなる。

by tommy88 (2021-11-25 06:13) 

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