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献血その後 [2021年ドイツ]

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 以前、大学病院で献血をした話を書きましたが、先日、その病院から「あなたの献血について」というメールが来ました。何か自分の血液に問題があったのか、ちょっと心配になりました。が、内容を見てみると、「9月末に献血してもらった血液は、10月2日の手術患者に使われました」と書かれていました。一応、患者さんは、「この輸血のおかげで深刻な状況を抜け出した」と表現されていましたが、どんな深刻な状況をどう抜け出したのか、詳細はよく分かりません。ただ、自分の血がちょっとでも役に立ったようなので、嬉しいです。自分の血の「その後」についての情報はもらったことがなかったので、不思議な感じはしました。ただ、自分の血がはっきりとした日付に使われたということが分かったので、悪い気はしませんでした。「次回、献血が可能な日の10日前に再度メールをします」とも書かれていたので、更なる献血を促進する試みではあるのでしょう。

 実際に需要が多いのか、または血も新鮮さが大事なのか、理由はよく分かりませんが、献血から2週間しない内に使用されたようです。これは個人的に、思った以上に早いサイクルでした。確かに保管にコストはかかるので、病院側としては、早く使ってしまいたいという事情もあるのかもしれません。もちろん、輸血に使われたので、献血した私の血は、基本的な検査は通過し、問題なしということもこれで分かりました。ただ、検査した際に、血液型も判明しているはずけれど、これはメールに書かれていませんでした。血液型は確かにドイツでは不必要な情報なので、当たり前といえば当たり前。もちろん、自分の血液型が変わっていることはないと思うけれど、若干気になります。
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tommy88

血は若くて新鮮なのが美味しいらしいですよ。ドラキュラ氏によると。
むかし血気盛んで少しは血を抜くかと考えて献血に参加しました。ジュースがもらえるくらいですが献血手帳が嬉しかった。大阪万博でもスタンプを集めたし、同じ感覚。ある日の献血で献血手帳を忘れたら、新しいのを作ってくれてあとで合体できるって。当時は200cc献血で、月に1回でしたが、複数の献血手帳を駆使して80回を超えた頃、母の妹の長男、親戚の子が重篤な心臓病で手術が必要だと。当時は血液も交換制だから、親戚を頼って声がかかるのでした。母からの頼みだから、よっしゃと献血手帳を合体して送りました。80何回かの数字でしたが、お前一人で大丈夫やったと母から聞いた時は、良かったなと。後に親戚の子の母親から熱い手紙を受け取りました。昔の人だから教育を受けていないし、母ほど本好きではなかったから、その感謝の手紙は拙いものでした。平仮名が殆どだけど、息子の手術がうまく行ったことへの感謝を必死で伝えようとしているのが伝わりました。暫くの期間、自分を価値ある者として認めるための証拠として取っていましたが、今はもうどこにあるか分からず、おそらく断捨離を決めた時にアルバムと一緒に捨てたのだと思います。私の場合、献血が直接の感謝を生んで、伝わり、嬉しさを実感したものです。ドイツの制度、事務的であっても温かい制度だと思います。

by tommy88 (2021-10-20 07:42) 

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