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熱波でのワークショップ [ドイツでの学生生活]

 ドイツの大学は試験期間に入り、大学構内に居る学生の数はぐっと減りました。いよいよ学期末に向かっているという感じです。私が在籍しているプログラムも今年の9月で終了します(数年に渡る大きなプロジェクトの一部として博士課程のプログラムがあった)。プログラム自体は終了しても、各自、学部(経済学部、社会学部、等々)にも籍を置いているので、学位がもらえないというわけではありません。9月にプログラムが終了ということで、私の代(2015年秋入学組)が「最後の代」となりました。

 プログラムの予算で、 正式なドイツ語名は忘れてしまいましたが、確か「機会平等向上のためのお金」という予算で、障害者だったり、(大学のトップ層に少ない)女性のために使う予算があります。この予算を使って何か出来ないか、ということで、私は「英語での論文ライティング/出版講座」を提案して、先日行われました。この提案を受け入れてもらって、この講座を開催してくれたのですが、私の在籍する研究所に居る女性の博士課程の学生を優先的に参加させる、という条件でこの予算を使ったようです。見事に定員ぴったり参加学生が集まりました(このやり方で、男女平等/向上になるか、個人的には疑問ですが)

 熱波の中での開催で、結構暑かったのですが、講師の人は教えるのが上手くあっという間の3日間でした。欲を言えば、1年前、博士論文を書き始める前にこの講座をやりたかったですが、次の機会、ということでしょうか。

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 3日の集中講座中に飲んだ水の数、1L×5本!なぜ空のペットボトルを持って帰ってきたのかというと、スーパーでリサイクルするため。ペットボトルは1本25セント「返金」してくれるので、計1.25€の「返金」してもらいました。講座中にタダで支給された水だったので、返金というよりかは、1.25€の臨時収入でした。
(スーパーのボトル金額返金画面)
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 ちなみにこの集中講座が開催された日が、ちょうど日本で「医学部入試採点の男女差別」が発覚した日でした。ずいぶんと皮肉なものだなあと思いました。ドイツの大学でも男女平等に関して、個人的に色々思う部分はありますが、(残念ながら)日本と比べるとかなり「マシ」な方だと思います。

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 またこのニュース発覚後、在日フランス大使館のTwitterにはこんな記事が載っていました。すごい直球で、皮肉のこもった留学宣伝でした。
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コメント 3

tommy88

皆さん、是非フランスに留学に来てください。
言ってることは正しいですね。
教育に関しては日本はダメですからね。
未だに鎖国状態ですから。
「1.25€の臨時収入」、わびしそうですね。
論文が終わればペットボトルを土産に持って行きますよ。
最近知ったポケトークやログバーによって自信回復。
便利な時代やんけ、と行動的になりそうです。
ただ暑すぎる今は、グダグダばかりですがね。

by tommy88 (2018-08-14 09:27) 

Mi

こちらでも、ペットボトルや古紙の回収でポイントがたまるスーパーがあり、ポイントは買い物で使えるようになっています。
by Mi (2018-08-18 11:09) 

tommy88

最後の代なんてすごいね!
タイミングよく入れたんだ!
ペットボトル、エコの為には大事な取り組みですね?


by tommy88 (2019-05-24 10:49) 

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