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ワークショップ総括 [ドイツでの学生生活]

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(東京で宿泊したホテル近辺を散策した際の写真)

 ハンブルグでのワークショップに参加した後、東京でのワークショップへ向かいました。全く別のテーマで行われているので、毎回新鮮なコメントをもらうことができました。前者が「日本の労働市場」、そして後者が「移民、民族性、融合(社会)」というテーマでのワークショップでした。

 ハンブルグでのワークショップは、私と同じような状況にある博士課程の学生(フィールドワーク出発前)だけでなく、修士課程の学生、以前会ったことがある教授(私の大学へ講演をしに来ました)などが居ました。テーマは自分の研究と全く異なる分野(労働組合など)もありましたが、どれも面白い発表でした。自分の発表はというと、どの教授も(たまたま)外国人労働者関係のことをやっている/やっていた人達ばかりだったので、ストレートに自分の発表を理解してくれたような気がしました。ただ、自分の発表を15分や20分という短い時間で発表するというのは、毎回難しく感じます。どうしても説明し足りない部分が出てくるので、毎回の発表が試行錯誤です。6月の発表で「説明不足」と指摘されたところに説明の時間を少し費やすと、今回は「そこまで丁寧に説明しなくてもよい」という指摘を受けたり。完璧ではないということを頭で理解していても、やはり指摘を受けると発表後は結構悩みます。

 東京でのワークショップは、ハンブルグでのワークショップと全く異なるバックグラウンドの人達が集まっていました。ハンブルグでは全員が質的調査をやってきた、またはやる予定の人達でした。しかし東京での参加者は、ほぼ全員が量的調査をやる研究者/大学院生でした。仮説をしっかり立てて、回帰分析を行い、結果を発表というプレゼンテーションが多かったです。そういった中で、自分の研究(計画)を発表するのは少し不思議な気分でした。それでもResearch Questions(リサーチ・クエスチョン、研究の問い)、何に焦点を当てていくことが出来そうか、どうフィールドワークを行っていくかなど様々な点で指摘、コメントをもらいました。もちろん、質問を受ける際はやっぱりドキドキしますが、6月上旬の発表に比べると慣れてきた気がします。Experience without learning is better than learning without experience (学問なき経験は、経験なき学問にまさる)ということわざがあるように、場を重ねると自分の発表に対しどんな質問やコメントが来るのか、そしてどう対応したら良いのかということが少しずつ分かってきます。もちろん、毎回予想外の質問やコメントがありますが、それに上手く対応するのも練習。

 6月末から、毎月何かしら発表があってバタバタしていましたが、これで少し落ち着きました。と思っていたら、次の発表は約1ヶ月後ということに気づきました。フィールドワーク開始前最後の発表を東京で行うことになっています(在籍するプログラムの一環です)。後1ヶ月、次の発表に向けて準備です。発表の準備、というよりは、まず発表する研究計画案の修正/校正が先ですが。
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tommy88

男子個人総合で、最終種目で優勝を逃し、敗れた2位のオレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)は、迷惑三大国家のうちの一つロシアの「ウクライナ侵攻」を受けて、練習する体育館がありません。だから、欧州の大会を片っ端から転戦してそれを練習として積み上げていました。「学問なき経験は、経験なき学問にまさる」ではありませんが、実戦練習、実戦を練習とする、そういう断乎、促成栽培式の選手のようです。経験を積み上げて、学問としてのレベルを上げてください。

by tommy88 (2016-08-15 14:34) 

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