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福岡2日目 後半 [旅'14]

 年末ということもあり、最後の福岡旅行振り返りから日にちが開いてしまいましたが、本日から再開です。

 無事、鴻臚館訪問を終え、その受付で福岡城周辺の地図をもらうことにしました。受付でその詳しい地図が貼られていたので、持っていたら便利だと思ったからです。すると、ボランティアのおばさんに「あっ、最新版のやつは1枚しかないからあげられない!古いのならあげることができるけど?」と言われてしまいました。古い地図と言っても、どれほど異なるのか心配になります。昨年のものなので、それほど古くはないはずですが。

 すると受付のおじさんが「昨年と今年の唯一の違いは、聖福寺の色。前年は緑色に塗られているけれど、今年は地図の他の部分と同じ茶色。」と言っていました。詳しく聞いてみると、大河ドラマブームで観光客が増え、そういった人達が騒がしく団体で来られると困るため、あえて観光客用の地図で目立たせないようにした、とのことでした。「これはン寺だから」とおじさんは繰り返し言っていました。ン寺って何だろう、と思いながら、行ってみることにしました。

 住宅街の中にある、聖福寺。場所は見えているのに、なかなか入り口に着くことが出来ません。シーズンオフなのか、人はほとんど来ていました。メインの道路からも少し離れていて、シーンとしていました。心が落ち着きます。さすが観光客を避けている寺だと思いました。

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 のんびり歩きながら、メインの入り口に到着。私が入ってきたのは裏の入り口だったようです。メインの入り口/出口には、この寺の説明が書かれていました。日本初の禅寺だそうです。受付のおじさんが言っていた「『ン寺』というのは、禅寺のことだったのか」とこの時に気がつきました。静けさはさすが禅寺、と改めて感じました。

 聖福寺を出て、駅へ向かいます。その道中にはまたお寺が現れてきました。拝観料無料、最古の木造大仏、という言葉に誘われ、中に入ってみました。このお寺でも全く観光客がおらず、一人で大きな木造大仏を見ることが出来ました。足音でさえも、大きく響きます。そして、ふと大仏の台座辺りを見ると、「地獄への道」というような表示がありました。地獄だから怖いんだろうとは予想していましたが、好奇心に負けて入ってしまいました。飢餓地獄、など様々な地獄の絵が展示されていました。「何だ、地獄の絵が飾られているだけで、大げさな表示だった」と思っていると、この先は真っ暗なので、手すりをしっかりつかむよう、注意書きがされていました。転んでも嫌なので、このまま引き返そうとも思いましたが、それも少し気が引けます。暗いと言っても、夜ではないので、進むと本当に真っ暗でした。目をつぶっても、開けても、同じでした(それでも怖かったので目を閉じていました)。手すりを頼りに、少しずつ進み、やっと台座から出てくることが出来ました。展示されていた絵以上に、「地獄」のような暗闇でした。

 翌日、両親もつれてこのお寺を訪れました。私と同じように、台座下の「地獄への道」に気づき、入っていましたが、私は怖かったので入りませんでした。
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