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2014年春学期の授業:Course à pied [スイスでの学生生活]

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 12月にあったEscalade前の10月頃から、Niveau avancé(上級レベル)のランニングクラスに参加し始めました。初級、中級を見ている先生は同じだったのですが、この上級レベルは先生だけでなく、参加している人の層もかなり異なります。初級、中級は学部生ばかりでした。が、上級クラスは大学の職員、博士課程の人、と自分より年上の人ばかりです。皆走り込んでいて(マラソンを走ったことがある人など)、最初は練習に付いていくのが大変でした。長距離といえども、一応目安のタイムが設定されているのですが(休憩時間も含め)、12月頃まではそれに追いつけず、「サークルアウト」が続きました。ちなみに、これは水泳の専門用語で、サークルとは、練習メニューの距離に応じて定められたタイム(例えば50mを50秒以内とか)。この時間内に戻ってこられない場合を「サークルアウト」というわけです。水泳では頻繁に使われているのですが、陸上の練習中にはあまり聞かないので、何というのかよく分かりません。

 「サークルアウト」が無くなってきたのは1月下旬頃。 初級・中級のクラスは2月まで冬休みですが、上級クラスは1月上旬からすぐ練習開始でした。テスト前、天気が悪い、などの理由で練習に参加するメンバーはぐっと減りましたが。12月のEscalade前は20人近く参加者が居たのですが、1月は3〜4人ということもありました。練習にもようやく慣れてきて、ついていけるようになりました。

 ちなみにこのクラス、火曜がトラック練習、金曜が長距離練習となっています。金曜の長距離練習は転ばないようにするので必死。大学の近くにある小さな山に10kmのコースがあって、そこを走ります。コースと言っても、道は整備されていないので、木の根や石がいたるところにあります。また上り下りも多いです。(鈍くさいので)私はしょっちゅう木の根につまづいて転びそうになっています。今のところ何とか転ばずに済んでいますが、毎回ヒヤヒヤしています。

 私は毎回冷や汗をかきながら走っていますが、ヨーロッパ人はこういった自然の中を走るのが好きなようです。スイスだけでなく、フランスで走っていた時もよく自然の中を走らされました。確かにトラックの周りをグルグル走っているだけでは退屈してしまいます。が、木の根が多い自然の中を走る理由はなぜなのかなあと思います。車道を走ったら危ないから、そういった自然の中、という選択になるのだと思いますが。

 このクラス、先学期は12月のEscaladeに向けて練習していましたが、今学期はとりあえず5月3、4日に行われるMarathon de Geneveが目標。マラソン、と言っても、ハーフや5kmなどいくつかの種目があります。本当は42.195kmを6から8人で走るリレーに出たかったのですが、人数が集まらず断念。そこで今年から新しくできた種目、10kmを走ることにしました。昨年も走った5kmにしようか、とも迷ったのですが、チャレンジということで10kmに申し込みました。高校の時に一度10kmを走ったことがあるのですが(体育の一環で、札幌マラソンに参加が義務付けられていました)、最初飛ばし過ぎて最後はバテバテでした。タイムもよく覚えていません。Marathon de Geneve申し込み時に、申請タイムを聞かれたのですが、よく分からず50分と言っておきました。少し心配なのはスタートの時間。ホームページによると21時スタートとなっていました。街灯はもちろんありますが、ジュネーブ郊外から中心地に向けてのスタート。暗い中スタートして、走っている途中で転ばないかなあと今から少し心配です。しっかりコースを確認して準備したいと思います。
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コメント 1

次女

私は、特に長い距離を走るのあんまり好きじゃないんだけど…
その理由の一つとしていつも挙げるのが、ランニングの練習は例えばこの辺を走るとかだったら、ほぼ毎日同じ風景で変わらなくて、単調だからって言うのがあるんだよね。
でもそれを言うと、プールの方が風景は変わらないでしょって言われるんだけど。
それは、思った事なかったけど…
by 次女 (2014-05-07 11:19) 

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