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2013年秋学期の授業:Public Policy, Economic Development and Gender [スイスでの学生生活]

 先日から新学期がもう始まってしまいました。まだいくつか紹介していない授業がありますが、その中で紹介しておきたいのがこの授業。この秋学期に取った中で一番面白かったからです。日本語に訳すと、「公共政策、発展とジェンダー」という難しい授業名になります。が、簡単に言うと男女平等を国(特に発展途上国)で進めていくために必要な政策はどういったものがあるか、ということを勉強していきました。14週(正味12週)しか1学期に無いので、全ての分野をカバーすることは出来ません。そのため、教授がテーマを選んで、それを毎週カバーしていく、というものです。

 日本でも女性の社会進出、仕事と子育ての両立、が叫ばれていますが、問題はどうやるか、ということです。もちろん、政策で全てが変わるわけではありません。でもまずは政策、ということでしょうか。貧困を減らす、にしても、識字率を上げる、にしても、それ以前に意識改革の政策が必要、というのが現状の気がします。意識を変える政策が有効かどうかは別として、「政策を実行する基礎の状態を作る政策」という気の遠くなるような状況が様々な国の現状。そういった中で、どう生活に身近なものを使って政策を実行するか、意識改革をするか、というのを見ていきました。政策がうまくいったかどうか、というのは、時が経たないと分からない場合が多いです。が、たまに「なるほど」と思える政策を見ることも出来ました。なかなか物事が進まないなあと実感し、毎回授業後は少しもどかしい気分になりましたが、興味深い授業でした。
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