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CERNの研究 最終回 [勉強]

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 100m降りて私たちを待っていたのが、この大きな機械。内部まで見えるように、少し「分解」してある形でした。稼働している時は、この部分が別の機械と繋げてあるため、中は見えないようになっています。安全性の理由で、滅多にこの場所は一般公開しない、という話を聞いて、なんだか得したような気分になりました。

 この見学が行われたのは、2013年のノーベル賞発表前。どれだけすごい発見かということもよく分からないままでした。が、ガイドの研究者の話を聞いていると、どれだけ彼が情熱を注いでいるのか、というのがよく分かりました。この研究の魅力、として、ガイドの人が「半世紀近くも前に、研究者がその存在を予言し、それが近年になってようやく証明された。これがこの研究のすごいところだと思う」と言っていました。半世紀近く、たくさんの研究者を魅了したであろうヒッグス粒子の説。その粒子が2010年に発見された時、こういった研究者はどれほど嬉しかったのかなあと思ってしまいました。見学中、大きな機械ももちろんすごいと思ったけれど、それ以上にすごいと思ったのは、こういった研究に捧げる研究者の情熱でした。自分には全く理解の出来ない世界だけれど、情熱は強く感じた見学でした。
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tommy88

そしてその機械を作っているのが日本の会社だと言うことが誇らしい。
おそらく川崎重工でしょうね。
by tommy88 (2014-02-12 04:28) 

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