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新しい外国語の勉強 [言葉の勉強]

 大学とは全く関係ないですが、新しく外国語を始めることにしました。ドイツ語です。そもそも自分の興味がある言語ではありませんでした。が、スイスに住んでみて、人口の60%が使っている公用語、ということで少しぐらいは知っておいた方が良いかな、と思うようになりました。まだ行くことが出来ていないけれど、行ってみたい首都のベルンやチューリッヒはドイツ語圏。そういった理由で始めることになりました。

 ジュネーブにはたくさんの語学学校がありますが、民間が運営する学校に申し込むことにしました。Université Populaire、と呼ばれる場所です。Université(大学)の文字がついていますが、学位をもらえるというわけではありません。多分、日本で近い物だとカルチャーセンターや区民センターだと思います。様々な言語のコースが用意されていて、1学期50フラン+登録料50フランで参加できます。いくつかの言語が用意されていますが、やはりクラスの数が多いのはフランス語です。提供されている語学クラス半分がフランス語ではないか、と思うほどです。そして一番驚いたのは識字クラス。外国人労働者、亡命者、難民など様々な移民が居るジュネーブ、読み書きが出来ない人も多くいるため、こういったクラスが欠かせないというわけです。

 毎週火曜20時からの授業です。1クラス25人ほどです(私のクラスはちなみに10人近くに減ってきましたが)。授業は公立高校の教室を借りて行われています。今では懐かしい黒板を使った授業はとても新鮮です。驚いたことに、参加者のほとんどが社会人でした。お金のない学生が多く参加しているのかな、と思いきや、ほとんどが私より年上で仕事をしている人達でした。スイス人はゼロ、これも国際都市ジュネーブの特徴かな、とも思います。先生はドイツ人ですが、授業はフランス語で行われていきます。

 基礎から勉強していますが、フランス語とはかなり違うという印象です。予想通り、難しいです。が、英語と同じゲルマン語系だけあって、何となく英語に似た表現もあります。 例えば 「これは何?」という表現は、ドイツ語ではWas ist das ?となります。この文章発音してみると、英語のWhat is that ?に近い気がしました。こういった部分で、ドイツ語と英語は近いといえる言語なのかもしれません。が、英語はラテン語系の流れもすこし汲んでいるため、ドイツ語と英語では似ていない部分の方が多いと感じます。

 ドイツ語を始めた時の大きな発見はアルファベットの読み方。特に、車のメーカー名。Volkswagenは日本語で「フォルクスワーゲン」となっています。なぜvで始まっているのに、濁らないで「フォルクス」となっているのか、と疑問でした。またCMの最後で必ずと言って良いほど発音されるメーカー名は「フォルクスワーゲン」と自分には聞こえていませんでした。CM内では早口なので、はっきりは聞こえません。が、「ワーゲン」がwとvの中間の音のように聞こえる気がしていました。ドイツ語を習い始めてみると、この疑問は一気に解決。ドイツ語でwはv(のような)、vはwと発音されるのです。だから、このメーカー名も正しくは「フォルクスヴァーゲン」となるというわけです。なるほど!BMWも同じ。日本語ではそのまま英語のアルファベット読みです。が、フランス語では「BMV」(ベー・エム・ベー)という発音をします。フランス語のWは「ドゥーブルベー」と発音するため、読みづらいからBMVと読んでいるのかなあと思っていました。が、単にドイツ語発音で読んでいるだけでした。なるほど!
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