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パラグライダー体験 後半 [旅'13]

 この申し込みをした時は、「もし空から落ちたらどうしよう」と思っていたのですが、いざやるとなると、それ意外のことが頭を占めていて、心配は頭から飛んでしまいました。

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 いきなり高いところから飛ぶのではなく、電動ケーブルを使います。写真手前に見えるのがケーブルを引っ張る機械。手動でコントロールしています。見づらいですが、写真の地面に見える白い線がケーブルです。この電動ケーブルで引っ張ってもらい、ある程度まで自動で宙にその後、ケーブルから切り離してもらって、風を使いながら飛行する、というわけです。

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(オレンジのジャンパーが私) 
 パラシュートなど安全装置がついたリュックのようなものを背負い、パラグライダーにつけます。自分のすぐ後ろに経験者がついて、彼/彼女がパラグライダーのコントロールを行うようになっています。このケーブルに引っ張ってもらう時に必要なのが、勢い。引っ張られるのと平行して、自分でも走って勢いをつける必要があります。自分のすぐ後ろに経験者が居て、彼も走ってくるので、走らないわけにはいかないのですが、へっぴり腰になると、上手く飛べない時があるみたいです。そして、飛行を終えて降りる時に必要なのも、走ること。地上に降りたからと言って、すぐに止まってしまうと、飛行の勢いで、前のめりの転ぶことになります。ねんざでもしそうな勢いです。その勢いを軽減するため、地上に降り立つ時も走る。飛んでいる間は座っている姿勢なので、一度空中で立って、走る体勢を取らなくてはなりません。こうやって書くとあまり大変そうな作業ではありません。が、どんくさい自分がそういった作業を出来るのかどうか心配になってしまいました。必要な道具を付けて、ケーブルで引っ張ってもらうのを待ちます。走ることを意識していたのですが、ケーブルの引っ張り具合と風が上手い具合に合って、2歩走るか走らないかで、すぐ宙に浮いてしまいました。

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 他人がやっているのを見ている時は、結構ゆっくり上昇しているように見えました。が、自分がいざやってみると、一気に上へ。見ている感覚とやる感覚の大きな違いでした。ケーブルがピンと張ったところで、ケーブルを切り離し、風とパラグライダーのみで浮かびます。風があまりないので、実際浮いていたのは2分以内。それでも、自分が車で通ってきた道などがはっきり見えてびっくりでした。畑しか無いけれど、それでさえ感動的でした。人生で畑だけを見て感動したのは初めてだと思います。そんなことを考えている内に一気に降りるだけ。怖いという感覚もないまま、気づいたら陸に到着という感じです。予想していた通り、着陸は相当な衝撃でした。「走る」ということだけを考えて降りましたが、やはり前につんのめって転びそうになりました。飛行機が着陸する時に感じる「ガツン」という衝撃にとても似ていました。

 あっという間の体験でしたが、あの空に浮かんだ時に感じる自由な感覚は忘れられません。経験者(本格的にやっている人)は、20分、1時間という単位で浮かんでいることが出来るそうです。それに比べると本当に「あっという間」の体験飛行でした。海でパラグライダーをやった場合どんな感覚なのか、気になるところです。
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