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パラグライダー体験 前半 [旅'13]

 パラグライダー体験を先日やってきました。「体験」だったので(25€)、本当に序の口だけでしたが、とても楽しかったです。

 数年前から、「人生でやりたいことリスト」というものを作っています。現実に実現可能のものから(資金さえあれば)、ほとんど不可能なものなど色々なものがあります。自分の性格上、旅行関係が多いのですが、リストをたまに見返すと面白いものもあります。ほとんどの項目にチェックマークを入れることが出来ていません。が、パラグライダーを体験したことで、新たにチェックマークを入れることが出来ました。

 6月にもこのパラグライダーイベントがあったのですが、雨で中止。実施2日前に中止かどうかのお知らせが来るのですが、6月のその週はフランスどこも雨で早々キャンセルになってしまいました。1に天気、2に天気、3に天気、と天気に大きく左右されるのがパラグライダー。実施する場所も2日前まで知らされない(天気コンディションが良い場所を体験場所として選ぶので)という、未知のことが多いイベントでもあります。9月21日にこのイベントがあったのですが、以前からこの週は晴天の予報。フランス全体、(ジュネーブまでも)最後の夏、というほど天気が良かったです。気温も21℃と上々。ある程度風があるノルマンディー地方(海も近いため、風が多い)が理想みたいですが、21日、残念ながらノルマンディー地方は雨。結局パリ郊外(車で1時間15分)のBassevelle(Seine-et-Marne県)という田舎で行われることになりました。

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(パラグライダーを行った場所/畑)
 当日、友達が運転する車でBassevelleへ。パリ中心地から20分車を走らせることで、どんどん田舎になってきています。本当に何もないです。車以外でのアクセスは不可能です。パリと同じîle-de-Franceという地方に属している町(村?)ですが、パリのイメージとはほど遠い風景でした。もちろん、こんな田舎風景嫌いではありません。

 そして集合場所はなんと、畑のど真ん中。安全などを考慮して、森林などがない場所を選んでくれています。 そして車が通らない場所と言ったら、畑ほど良い場所はないと思います。畑と言っても、現在耕している場所でもないので、本当に何もない真っ平らな場所です。

 今回は体験だったので、経験者(パラグライダーの免許と、同伴飛行の免許2つを持っている人)との飛行です。そういった経験者に話を聞いてみるといくつか面白ことが分かりました。

 まず天気。飛ぶためには風がある程度必要、と素人ながら思ってしまうのですが、風は必ずしも最重要事項ではないようです。最も欠かせないのは太陽。太陽が地面を暖め、暖まった空気で上昇気流を作り、パラグライダーを「押し上げる」ことが必要なのだとか。 マグマの出ている山の上でパラグライダーをやると一番上昇できる、なんて冗談を言っていましたが、理論上間違っているとは言えない考えです。そういった上でも何もない畑は理想のコンディションが望める場所でもあるらしいです。森林が多いと、木が太陽の熱を吸収してしまう恐れがありますが、土だとその心配はありません。そういった意味で、畑の近くでやるのは戦略的です。

 そして海でやるのもまた理想的。暖まる場所は無いけれど、まず北の方に吹く風というものが海岸(ノルマンディー地方など北フランス)にはあります。また水蒸気というのも上に上がる力があるので、パラグライダーを押し上げる力にもなります。必然的に暖まる土がなくても、海はまた別の意味で好条件の場所なようです。そして海の方が条件は良いので、出来ることならノルマンディー地方でやりたかった、と経験者の人たちは言っていました。

 結局、この日は太陽もあまり出なくて、風も少なく、最も理想的なコンディションではありませんでした。それでも飛ぶことが出来たので、それについては次回。
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