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Lyonへの旅 その6 [芸術]

 どこか別の都市へ行く度、特に一人で回る場合はどんな美術館があるかチェックしてから目的地に向かいます。学生または26歳以下の場合割引料金を受けることが出来るので、今のうちにその特権を最大限に生かそうと思っているからです。今回もMusée des Beaux-Arts de Lyonという美術館へ行ってきました。26歳以下の学生は無料でした。

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 市役所がある広場にこの美術館があり、意外と簡単に行くことができました。土曜にも関わらず、美術館内にほとんど人がいませんでした。学芸員ような、監視員が各展示ブースに居るのですが、お客さんが少ないせいか皆とても退屈そうでした。夏休み中のせいか、学生が多かった気がします。本を読んだり、テレビゲームをしたり、本当に暇そうでした。

 この美術館は、2つのテーマに大きく分かれています。博物館と美術館という感じでしょうか。彫刻、そして各文明の彫刻や土器が展示されていました。エジプト文明から始まったのですが、もちろんミイラやその棺桶などが展示されていました。保存のためだと思うのですが、明かりも落としていてちょっと不気味でした。不運にも、この展示を見ていた時、ブースには自分一人だったのでちょっと怖かったです。ルーブルでエジプトのブースを見ていた時も一人、プラス夜だったので相当怖い思いをしました。

 彫刻も多く展示されていましたが、規模はナポリの国立考古学博物館の方が大きかったと思います。ナポリでは彫刻のサイズも幅広く、また本当に様々な種類のものが展示されていて、迫力がすごかったです。ナポリと比較するのは少し意地悪かもしれませんが、リヨンでは少し物足りなく感じてしまいました。

 この美術館、元々は修道院だったため、「美術館」では宗教画が大部分を占めていました。個人的に、宗教画はあまり興味がないのですが、一通り見て来ました。フランス、ローマ、Lyonと地域ごとに展示ブースが分かれていて、各地域の宗教画家の特徴が現れていた点においては面白かったです。

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 展示物以上に見ていて面白かったのは、この美術館の建物。修道院だった時の部分も残されていて、建物自体を見て回るのも新鮮でした。この写真は、グループツアーの集合場所に指定されている入り口付近。ドーム型の天井が、修道院だったことを物語っています。
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