SSブログ
日本での日常 ブログトップ
前の10件 | 次の10件

出発準備 [日本での日常]

1260.jpg
 東京へ来て、あっという間に2週間弱が過ぎ、 もうドイツへの出発となりました。これまでに何度も(6回ぐらい)色々な場所を行き来しているため、少しは自分が引っ越し準備に慣れて欲しいものですが、未だに直前までバタバタしています。箱/スーツケースに荷物が入りきらないという状態にはなりませんが、相変わらず重さで苦労しています。今回も例外ではなく、体重計に乗って、スーツケースを開けて、閉めて、を何度も繰り返していたら朝になっていました。

 引っ越しを繰り返すと、自ずと「持って行ける物」の制限が出てきます。そのため、毎回何かしらを捨てなくてはなりません。普段は捨てられないものでも、出発直前になると思い切って捨ててしまうことが出来てしまうから不思議です。今回も引っ越しに合わせて、色々捨てました。ただまだ細かい物があるので、身軽になったとは言えません。

 やっと詰めた荷物を持って、今夜、成田を出発します。今回はCathay Pacificという香港の航空会社を利用して、ドイツまで行きます。初めての航空会社なので、どんなものか楽しみです。それでは、いってきます!

札幌を出発する前に その2 [日本での日常]

 以前の記事にも書いたとおり、私は三方六が大好きです。そのため、バームクーヘンも大好きです。父のグルメな友人がお土産に持ってきた、北菓楼のバームクーヘン切れ端も好きです。同社が作っているバームクーヘン商品、「妖精の森」の切れ端が「シェフのおやつ」という名前で売られているのです。5〜6個ほど、切れ端が入っていて361円。ただ、前日の生産量に多く左右される商品なので、朝一で並んで整理券をもらわなくてはなりません。

1256.jpg
 事前に店へ電話すると、「9時30分頃から並んでいる」と言われました。私は絶対手に入れたかったので、本を持参し9時30分到着。既に並んでいるおじいちゃんが居て、私は2番目。この日は1人1箱という制限がかかっていましたが、無事に購入することができました。早速この日のおやつに、買ってきたバームクーヘンを食べました。私はコーヒーに浸しながら食べるのが好きです。予想通り、とてもおいしかったです!
1258.jpg

 札幌滞在中は購入したバームクーヘン以外に、妹が作ったバームクーヘンプリンを食べることが出来ました。「同じ物は作らない」という信念を貫いていて、私が居た3ヶ月間も同じものが出てきませんでした。おいしいデザートを食べたことが何度かあったのですが、もう一度作って欲しいなあというものも多くありました。特に私はプリンが好きなので、プリン系のお菓子は「もう一度食べたい!」と思ってしまいました。

1257.jpg
 私が札幌を出発するからと言って作ってくれたプリンケーキはとてもおいしかったです。「プリンケーキ」という存在すら私は知りませんでした。下がケーキ、上がプリンという層になっていて、とても上品なスイーツという感じでした。プリンというと私は、スーパーやコンビニで売っている手頃な値段のスイーツというイメージがあります。しかしこのケーキは、そのプリンがとても上品なデザートになっている、と感じでした。味ももちろん上品!

  3ヶ月の間、彼女の料理を食べて、私は「姉妹といっても、これだけ違いが出るのか」ということでした。私は料理より、食べることが好きです(最低限の料理をする、と言った方が正しいでしょうか)。妹も食べることも好きなのですが、「これを作ってみたい」という別の欲求もあるようです。また、一番下の妹も食べるのが好きで、料理もよくやっています。彼女の料理は、すぐ下の妹とは雰囲気が異なりますが 、おいしいです。同じ姉妹でも、料理一つを取っても、これだけの違いが出るのか、と感心してしまいました。毎回おいしい料理とスイーツをありがとう!

札幌を出発する前に その1 [日本での日常]

 相変わらずバタバタしながら、新千歳から大阪経由で東京の方へやってきました。事前にやることがいくつかあり、今回もバタバタしながらの出発でした。もう既に関東に来ていて、新たに荷造りを始めていますが、振り返りながら少し書いていきたいと思います。

 関東へ戻ってきたのは、9月7日の月曜日。出発最後の平日である9月4日には、国際免許証発行の手続きをしてきました。国際免許証、発行して一年間有効です。免許を発行した場所(つまり住民票があるところ)で、この免許証を発行してもらえます。そのため、私は札幌を離れる最後の平日に、この免許証を取りに行きました。理由は、ヨーロッパ滞在中の免許有効期限を出来るだけ長くしたいからです。来年の9月に帰国する予定なので、9月中はこの国際免許証を有効にしておきたいと思っていました(特に運転する目的が今のところあるわけではないですが)。

 色々手続きが面倒なのかな、と思ったのですが、すんなりと発行されました。ホームページに記載されていた、「渡航を証明する書類」である飛行機の予約表を持参したのですが、要求されませんでした。パスポートの提示だけでした。パスポートの所有=渡航の予定がある、ということではないと思うのですが、今回はパスポートだけで大丈夫でした。ただ、担当者によって対応も異なるかもしれないので、事前に該当ホームページを確認して必要書類を用意していったほうがよいと思います。

1255.jpg
 国際運転免許証は手数料、パスポート、証明写真、そして免許証で発行出来ます。発行まで1時間ほど待ちましたが、すぐにもらうことが出来ました。ちなみに、名前は「国際運転免許証」となっていますが、どこでも運転できるわけではありません。ジュネーブ条約に加盟している国でのみ運転出来ます。馴染みのある国だと、アメリカやフランスが加盟しています。スイスとドイツは加盟していませんが、ドイツは入国6ヶ月、スイスは入国12ヶ月、国際運手免許と日本の免許で運転出来るようです。スイスは、自国の都市名が条約名に冠しているのに、条約に加盟していないというのも面白いです。

 発行手続き中、どんな人が、国際免許証を発行してもらいに来るのか気になったのですが、この日は、自衛隊の人達がたくさん来ていました。駐車場にずいぶん立派なジープがあるなあ、と思っていたのですが、自衛隊の人達の車でした。この日は、(母に付き合ってもらって)私の運転練習だったのですが、私達の横に自衛隊の車が止まっていました。到着時は、縦列駐車練習のため、なるべく車が無いところに駐車しました。しかし、車へ戻ってみると、横には自衛隊の車があってちょっとびっくりしました。ぶつけたら嫌だなあと思いながら、おそるおそる札幌運転免許試験場を後にしたのでした。

 この日は最後の運転練習。車をぶつけることなく終えました。毎度、運転練習のため早朝から、ヒヤヒヤする私の車に乗ってくれた母に感謝です!

久しぶりの遊園地 [日本での日常]

 お盆の間、久しぶりに両親と妹で遊園地へ行ってきました。最後にディズニーランド/遊園地へ行ったのは、15年ぐらい前でしょうか。遊園地以上に面白いこと、例えば知らない土地を旅することを見つけたせいか、ずっと行かなくなってしまいました。今回は、札幌から1時間弱のところにある北海道グリーンランドへ行ってきました。この遊園地がかつて、三井グリーンランドと呼ばれていた時期に一度来たことがあります。ただ、ジェットコースターに乗った記憶はあまりなく、長時間居たという感じもしませんでした。

 今回、妹と私は一日乗車券というものを買ってもらい、色々な乗り物に乗りました。回数券というのも販売しているのですが、アトラクションによって「この盛り上がりで、こんな枚数の回数券取るの?」と思うこともあるので、一日乗車券の方が良い気がします。

 (どうしてもディズニーランドと比較してしまうのですが)一日かけて、メインの乗り物にはほとんど乗ることが出来ました。「これだけ?」と思う物もいくつかありましたが、楽しめるものもありました。「北海道最長1500m」と言われているジェットコースターは、乗ってみるとやっぱりちょっと怖かったけれど、面白かったです。ほぼ一回転する別のジェットコースター(龍王)も、スピードはなかったけれど、一瞬宙づりになるのが面白かったです。このジェットコースターへは、たまたま混んでいない時間帯に向かったので、2回連続で乗ることが出来ました。ただ、下る際は惰性で落ちるので、思ったよりスピードが出ませんでした。

1246.jpg
(見た目よりかなり怖かったツインドラゴン)
 目玉のジェットコースターを2つとも、問題なく乗れた、と思っていたら、予想もしていない場所で怖い思いをしました。それは、「ツインドラゴン」と呼ばれる乗り物です。バイキングが乗っていたような船の形をしていて、振り子のように左右に揺れる、あの乗り物です。振り子の原理でただ揺れるだけ、と思っていたら大間違い。勢いで、ジェットコースターの下りに相当する(と少なくとも私は感じた)怖さがありました 。しかし、ジェットコースターのようなシートベルトは全くついておらず、ドアも簡単に閉まっているだけ。結構体が動くので、とても怖かったです。後半は、怖くてずっと下を向いて、目をつぶっていました。この乗り物が、これほど怖いものだとは思いませんでした。

 結局、人も多かったこともあり、ほぼ一日遊園地に居ました。北海道の短い夏の最後の夏らしい日という感じでした。楽しかったです。

小樽へ遠足 [日本での日常]

 遠足、に行くことがかなり久しぶりです。「遠足」というと、お弁当やお菓子を持って歩くという行事を私はイメージします。高校でも炊事遠足がありましたが、目的地までバスへ行き、その名の通り、料理をしました。料理と行っても、外で出来ることは限られているのでほとんどのグループがバーベキューをやっていましたが。そのため、私のイメージする遠足は、小学校以来!確か小学校6年生の時の遠足で歩いた距離が5kmで、当時は「すごい長い距離を歩いた」と思っていました。久しぶりの遠足、今回は大幅に距離を伸ばして20km!

 小樽にある「函太郎」というおいしい回転寿司へ行くことになっていました。父が歩いて行けるところまで行く、と言ったので、面白そうな企画だと私も付いていくことにしました。いつかは、フランスからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かう道を歩きたいと思っているので、長時間歩くということがどんなものか試してみようと思ったのも理由の一つです。

1224.jpg
 11時30分から回転寿司で食べ始める、という予定だったので、出発は朝の5時!起床は4時15分!妹がくれたカロリーメイト、バナナ、野菜ジュースを飲んで遠足に出発です。

 先日余市ドライブの帰りは、母の運転だったので、高速道路に乗らないで帰ってきました。歩道がある道を通ってきたので、今回歩く場所や目印をいくつか確認出来ました。Googleマップでも距離を確認し、最低目標は家から12kmほどのところにある銭函!

1225.jpg
(小樽市に入ったのは、この写真によると7時35分)
 約6時間近く歩くことになり、何をしようか、と思っていましたが、最初は父と色々な話をしながら歩きました。が、時間が経つにつれて、歩くことに集中するようになってしまいました。

 思ったより疲れることなく、銭函に到着。が、そこからが長かったです。キツかったのは2つの場所。まずは、600mのトンネル。車に乗っていたらあっという間ですが、歩いてみると相当長く感じました。また排気ガスがすごいので、口にハンカチを当てて歩きました。「空気が汚くて嫌だな」と思った地点がちょうど300m辺り。引き返しても、進んでも同じ距離というところでした。

 2ヶ所目は、最後の下り坂600m。「水が無くなったらどうしよう」という不安感が大きかったです。というのも、北海道薬科大学近辺でコンビニとスーパーを見かけ、「じゃあ次にあるコンビニかスーパーで水を買う」という風に父と言っていました。その後は、歩いても歩いても自動販売機一つありません。ゆるやかな上り坂とポツポツあるバス停のみ。どれほど歩いたら、飲み物を買える場所があるのか分からないまま進むのは、結構キツかったです。クネクネしたカーブの途中、「十字路まで600m」の標識があった時は、「もし十字路で飲み物を買える場所が無かったら、本当にどうしよう」と思っていました。私は水分補給をよくするので、歩けるかという心配より、脱水症状の心配の方が大きかったです。

1226.jpg
 結局、この「600m先の十字路」が最終的な、到着地点となりました。スーパーやコンビニのある市街地に到着したのです。ここまで歩いた歩数は3万6615歩。(私の身長から自動的に計算した歩幅ではありますが)歩いた距離にして22km。長い遠足でした。早く起きたのと久しぶりたくさん歩いたこともあって、この日の就寝は8時!

約2ヶ月かけて合格 [日本での日常]

1208.jpg
 先週の土曜、2回目の卒業試験を自動車学校で受験し、無事に合格。筆記より実技にかなり手間取ったので、自動車学校の卒業試験を合格した時には、父がケーキを買ってくれました!

1207.jpg
 そして今日、手稲にある札幌免許試験場へ行って、自動車免許の筆記試験を受けてきました。指定されている自動車学校に通っていたので卒業試験という形で、実技は免除、筆記のみです。一日がかりの試験でした。無作為の検査ということで、自動車学校で卒業試験を受けた何人かは実技も、この免許試験場で受けなくてはなりません(検査なので、実技を受験するだけで、結果が何か出るというわけではありません)。100人ほど受けた内、3人ほどが選ばれて受けていました。これに当たったらどうしようかと私はちょっと心配していましたが、私はこの抽選からは外れました。

1209.jpg
 定番の写真かもしれませんが、筆記の結果がスクリーンに映し出されるので、自分の受験番号(0063)を写してきました。

1210.jpg
 何度も確認をし、無事免許を発行してもらいました。

札幌で出会ったスイスについて色々 [日本での日常]

 6月上旬から、免許取得のため、札幌に来ています。教習所通いが続いていますが、先日、意外な形でスイスと「再会」する出来事があったので、書いていきたいと思います。

①スイスと献血
 先日は、妹と一緒に献血へ行ってきました。1年ぶりの献血、日本で献血するのは3年ぶりぐらいでしょうか。3年前に献血カードを作ったきりです。今では技術が発達し、指紋認証の献血カードとなったようです。何度か日本へ戻ってくる度、献血をやろうとしたのですが、海外から帰ってきて十分な日数が経っていないということで、出来ませんでした。最後に海外へ行ったのは半年前。ということで、今回は満を持しての、献血です。

 献血カードの情報を更新(住所など)、指紋登録をし、問診票をipadのような機械に入力していきます。1年以上滞在した国などを全て述べて、とりあえず問診票は終了。いつ呼ばれるのか、ドキドキしながら順番を待っていました。すると、私の問診を担当してくれた人がやってきた、「すいませんが」と言ってきました。今回は献血が出来ないということでした。どういうことなのか事情が分からないので、理由を詳しく聞いてみました。すると、意外な理由がありました。

  スイスは、狂牛病が発生したことのある国で、この国に長期滞在した人に対する献血の規制がまだ解除されていないとのことでした。イギリスを始めとするヨーロッパの国に一定時期(1980年代から2000年代)に長期滞在経験がある人は献血が出来ないそうです。フランスもその対象なのですが、2004年以降であれば問題がないそうです。ただ、スイスは2006年頃にも狂牛病が出たようで、1980年から今に至るまで、長期滞在経験者は献血が出来ないそうです。私はスイスで、狂牛病が出たこと自体知らなかったので、この話にはびっくりしました。酪農の国なので、狂牛病が発生する可能性は高いのかもしれません。献血が出来ない海外渡航先は、アフリカが多いものとばかり思っていましたが、狂牛病という意外な存在がヨーロッパにはあったのでした。

 というわけで、規制が変わるまで、日本で献血は出来なくなってしまいました。代わりにスイスでは、何度か献血してきたので悔いはありません。

②ツアー旅行の意外な目的地
 先日、旅行代理店へ行く機会があったので、色々なツアー旅行のパンフレットを見てきました。私は、このような旅行パンフレットを見るのが好きです。綺麗な風景写真が載っていてきれいだし、様々な旅程を各旅行会社が組んでいるので、自分自身の参考にしています。どのプランも、過密日程ぶりには驚かされますが。

1205.jpg
(グラウビュンデン州のクールという町から見える山です)
 ちなみに今の時期店頭に出されているパンフレットは、夏から秋にかけてのもの。ヨーロッパのツアー旅行パンフレットを見ていたのですが、意外にスイス行きが多くてびっくりしました。暖かく、料理がおいしいスペインやイタリアのツアーと同じくらいの数のスイスツアーがありました。もちろん、パリ着でフランスを観光し、スイスに入り、チューリッヒ発というツアーが多いです。しかし、中には、スイスだけを巡るプランもありました。山が多い(というか、山しかない)スイス、どこを巡るのでしょうか。想像通り、山です。マッターホルン、ツェルマットなど、カレンダーやポストカードで一度は目にしたことがあるような山(リゾート)へ行くプランです。確かに、スイスと言えば、このような山を皆想像するのではないでしょうか。スイスに2年も居たのに、私はまだ行ったことがありません。ただ、私が日本人なので、「ツェルマットには日本人が多くいるね!」という話は何度か聞きました。この綺麗な山を見に一度は行ってみたいものです。

1204.jpg
(ジュネーブの「古い街」地区です)
 どのプランも10日ほどかけて、山を巡るというものが多かったです。びっくりしたのはジュネーブには寄らないプランがほとんど! 確かにジュネーブには日本からの直行便もありません(夏の間限定で何便か直行便を出す航空会社はあるようですが)。確かに、ジュネーブには「これ」という観光名所がほとんどありません。また山登りも出来ません(山は市内どこにいても見えますが)。それでも、天気が良い日のジュネーブは気持ち良いし、散歩日和です。観光客が多いのはレマン湖の噴水、その周りの公園です。元ジュネーブ住人だった私としては、古い街並み(坂が多いけれど)にも行ってほしいなと思います。パリと違って、1日でジュネーブ市内を全て回れるというのも利点です。と、私だったらジュネーブのどこを案内しようか、と色々考えてしまいました。

AT or MT [日本での日常]

1199.jpg
(教習所のコースです)
 教習所に通い始めて1ヶ月経ちました。「車」と付く物は自転車/三輪車しか運転したことがありませんでした。案の定、思っていたより難しいです。更に、取得する免許はマニュアル(MT)を選びました。私の鈍くささを知っている人は皆、「なんで?」と思った(思っている)ことでしょう。しかし、自動車学校に入る時には迷わずマニュアルの方を選びました。日本で運転する分にはもちろんオートマ(AT)で十分だと思います。しかし、世界でこれほどオートマが普及しているのはアメリカと日本ぐらい。ヨーロッパの友人の多くは皆マニュアル車を運転しています。スイスは山道が多いですが、スイスのホストファミリーは「10年近く山道に耐えていて、運転しやすい!」とスバルのマニュアル車を愛用していたと私は記憶しています。オートマは「アメリカ人の運転する車」というイメージがあるようです。実際、オートマとマニュアルの比率がヨーロッパではどれほどなのか、少し調べてみました。

1202.jpg
(「ちょっと」車体がボコボコでも走っています。イタリアです。)
 2015年、または昨年のデータは見つかりませんでした。2012年のFrance Infoによると、フランス都市部でのオートマ普及率は35%、田舎は25%となっていました。特にラテン系のヨーロッパ(イタリアやフランス、スイスの一部)はまだまだオートマを敬遠している、と同じ記事には書かれていました。イタリアはマニュアルばかり(レンタルカーでもオートマがほとんどない)という記事も見かけました。将来的にはオートマが主流になる可能性はあるようですが、まだ時間がかかる、ということが多くの記事に書かれていました。これは個人的な意見ですが、中古車が多いというのも広がりに時間がかかる理由だと思います。いくつかの国で運転を見ましたが、どこも「バンパーはぶつけるために存在する」という感じで運転していて、バンパーや車の後ろ側が潰れている車を多く見かけました。車を入れるガレージがある人などは別として、路駐の車は、前後の車にあてて出している人が多い気がします(ほとんど前後の間隔を取らずに駐車する人も多いので)。そのため、日本ほど新しい車に乗り換える人も少ない気がします。
left right
(追突事故ではありません、路駐です。フランスです。)

 ではなぜ、手間のかかるマニュアルがヨーロッパで多いのか?これもはっきりしたことが分からなかったのですが、Peugeot(プジョー)のホームページに、なぜマニュアルがヨーロッパで広まっているかの答えが書かれていました。「ヨーロッパの人は車を支配したがり、アメリカ人は車の中に君臨する」と表現されていました。車社会のアメリカ、車内で過ごす時間が長くなります。従って、車内では快適さを追求し、その結果運転が楽なオートマが多く普及したというわけです。しかしヨーロッパの人は、車をあくまでコントロールすることに喜びを見出し、オートマが普及せず、マニュアルが主流とのことでした。

 確かに、ヨーロッパの人はロボットやオートメーション(自動)化などを嫌う人が多いです。「これだけ技術が進歩していても、考えることが出来るのは人間だけ」と、スイス人の友人の言葉を聞いた時に、私はさすが哲学が広まっている大陸だな、と思ってしまいました。オートマで全て機械任せにするのではなく、自分の頭で考えてギアをコントロールするマニュアルの方が、哲学者の多い地域には合っているのでしょうか。

 というわけで、将来ヨーロッパで運転することの方が多くなる日を目指し、時間のかかるマニュアル免許を選んだのでした。私は今のところ圧倒的にマニュアルを運転した時間の方が長いので、マニュアル車の方が運転しやすいです。運転が簡単というわけでなく、あくまでオートマと比較しての感想です。路上に出る前、マニュアル免許教習の一環で、オートマも1時間運転したことがあります。この時、 ギアを入れたままにしておくと、操作なしで車が前進する、クリープ現象を教官が体験させてくれました。マニュアル車の運転にもあまり慣れていない時だったのですが、何もしないのに進むオートマはちょっと怖いと思ってしまいました。マニュアル車だと、自分の意志でギアやアクセルを入れないと進むことはないので、この現象にはちょっとびっくりしました。

ケーキバイキング [日本での日常]

1197.jpg
 先日、妹が大会で東京へ来ている時、ケーキバイキングへ行ってきました。彼女が事前に店をいくつか探してきてくれました。今回行ったのはMouffetard de Paris(ムフタール・ド・パリ)というところです。色々候補があったのですが、パリに実際ある通りの名前を使っていておしゃれだなと思ったので、こちらを選びました。バイキングで、イチゴのケーキ祭りをやっていたというのもここにした理由の一つです。

 平日とはいえ、人は結構入っていました。私達は予約し、開店と同時に入店しました。想像していた通り、女性が多かったです。皆、モリモリ食べていました。

 ケーキはおしゃれで、おいしかったです。思ったより店は小さかったのですが、食事の種類も豊富でびっくりしました。パスタも2種類あり、毎回異なる種類のものが出されていました。ケーキバイキングに来たのに、食事もおいしく楽しめたので良かったです。ケーキも「どーん」と大きいものではなく、小さく切ってあったので、色々な種類を食べました。が、色々な種類を食べたと言っても、私は全種類食べるのにも苦労しましたが。

 ただ、一つだけ残念だったのは、想像していたようなイチゴのケーキが無かったこと。私は「イチゴのケーキ」というと、イチゴそのものが載ったタルトやショートケーキを想像していたのですが、ここではイチゴ味のクリームやソースを使ったものがほとんどでした。ただ、この立地、値段を考えると、フルーツのイチゴをそのままバイキングで出すことは難しいのかもしれません。

 この日は妹のおごり、ごちそうさまでした!もう少し胃の鍛錬をしなくてはならないと実感しました。

浅草観光 [日本での日常]

1193.jpg
 先日、妹と両親が関東へ来ていました。妹はあまり東京観光をしたことがないので、事前に浅草へ行きたいという連絡を受けていました。私自身、浅草が好きで何度か行っているので、安心して案内出来る場所でした。ただ、「浅草で食べ歩きをしたい」と言われた時は、最初ちょっと困りました。というのも、浅草というと、私は天丼や洋食(ナポリタンなど)を思い浮かべてしまい、「食べ歩き」というイメージがあまりなかったからです。しかし、ちょっとインターネットで調べてみると、いくつかお店がありました。

 テレビで、浅草観光を見て、行ってみたかったとのことでした。私も浅草が好きで、外国人の友人が来て「東京を案内して」と言われた時には、必ず連れて行っています。既に4回ほど行っているでしょうか。方向音痴の私でも分かりやすい道になっている、というのもポイントかもしれません。

 まずは、定番の仲見世通りをプラプラ歩きました。5月下旬ということもあり、ヨーロッパの早いところではもう夏休みです。そのため、ヨーロッパからの若者がたくさん来ていました。私は妹と平日に行ったのですが、それでもすごい人でした。「外国人観光客のためのエリア」と言っても良いぐらいで、日本語がほとんど聞こえなかったです。

 まず、目指したのは、浅草で有名なメロンパンの店です。店内改装中で、持参した地図とは異なる場所にありました。案の定、結構人が並んでいました。メロンパンだけを売るこだわりの店のようでした。さすが焼きたてを売り文句にしているだけあって、サクサクでおいしかったです。

 その後も歩き続け、仲見世通りなどを見て歩きました。特に、鯛焼きを目指して歩きました。ある店へ行くと、移転していたので、移転先へ。すると、この日は定休日で休み、別の鯛焼き店を探し、という感じでした。

 メロンパンだけではお腹が空くので、有名なメンチのお店へ行きました。いつ浅草に来ても、必ずたくさんの人が来ていて(特に修学旅行生)、気になっているお店ではありました。そして今回、お昼ご飯代わりに行ってみることにしました。浅草メンチ、200円です。サクサクでとてもおいしかったです。私があまり好きではないジューシーな肉汁でしたが、おいしく感じました。なんと言っても、大きめにみじん切りしたタマネギがゴロゴロ入っているのもおいしい理由だと思います。

 結局、浅草をほぼ1日かけて巡った日でした。浅草の仲見世通り、合羽橋など。いつ来ても飽きない場所だと思います。さて、次回はどこに行きましょうか?
前の10件 | 次の10件 日本での日常 ブログトップ