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Trumbo(2015) [映画’19−20]

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 小学生ぐらいから映画を見てきましたが、基本的な好みのジャンルは変わっておらず、好みの幅が子供の頃に比べると少し広がってきている気はします。例えば、小学生の頃は、フランス映画などを見ることは全くありませんが、生活の基盤も徐々に移動して、フランス映画も見るようになりました。そして、はっきりと、小さい頃は見向きもしなかったけれど、大人になってみるようになった映画ジャンル、と認識出来るのが、伝記映画(映画では略してbiopic)。小さい頃は伝記を読むのが好きだったけれど、映画としても最近は好きになりました。もちろん、伝記映画は、何かを達成したり/ある出来事で世に知れ渡った人を取り上げることがほとんど。なので、結末は見えている場合が多いのですが、その結末までどうたどり着くか(人生のどこの部分を描いて、どこを省くか)、どんな小ネタを入れるか、というのが、映画の出来に大きく関わるような気がします。また、私には馴染みの無い人の映画だと、単に色々勉強となるので、映画の出来にあまり関係なく「この作品を見て良かった」と思うことも多いです。

 今回は、あまり知らない映画脚本家、ダルトン・トランボの伝記映画を見ました。全く知らない脚本家でしたが、あの「ローマの休日」原作者!1950年代からハリウッドで活躍していた脚本家ということですが、当時のアメリカがどんな状態だったのか、勉強になる作品でした。一言で表現すると、様々な角度からペンの強さ、というものが表現されていました。1950年代を2015年に描いた作品だけれど、今でも通じる話題やセリフが出てきていました。「誰が、どんな人がアメリカ人なのか?」というのは、時代を問わずアメリカでは模索するテーマなのでしょう。

 自分の勉強不足なので、小ネタが分からなかったのはちょっと残念。実在した脚本家や俳優が色々出てくるのですが、当時をよく知らないので、画面に出てきても名前や関連作品がピンと来ませんでした。多分、俳優さんも実物に寄せていると思うけれど、実物を知らないので、映画を見ていてもよく分からず。ただ、出ている俳優さん達は、「ホワイトハウス」、「ニュースルーム」、「The Looming Tower」の脇役で印象的な人たちばかり。数エピソードしか出ていなかったのに、記憶に残っていて、この作品でもやっぱり強い印象が残りました。
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tommy88

ダルトン・トランボ
私には絶対恩師との対話学習の中でドルトン・トランボがなじみ深い。
ドルトン・トランボと言えば小説『ジョニーは戦場へ行った』。
絶対恩師との学習会で語り合った。
なぜか彼は原題「Johnny Got His Gun」を好んで使った。
この映画を見たのは私の方が先で優越感を感じていたあ。
ドルトン・トランボは赤狩りに遭った不遇の人と記憶する。
『パピヨン』は良かったが、体験も投影していたでしょうね。

by tommy88 (2020-08-26 18:10) 

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