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ドイツ住居探し [留学準備]

 海外の大学院に進学する際、なんと言っても最初にすべきことは住居探し。住所(住む場所)がなければ、銀行口座を作ることが出来ず、携帯電話の契約、そして何より滞在許可書の発行もしてもらえません。事務的続きが大変という滞在許可証を別にして、作業の中で住居探しが一番大変、というのが私の経験から言えることです。住所さえあれば、とりあえず書類の提出は出るので、あとは事務的手続きにあたる人との相性や運次第ということもあります。

 とは言っても、日本から海外の住居探しは大変です。「ちょっと国境を越えて、アパートを見に行く」というわけにはいきません。そのため、個人で探すとなるとインターネット頼みです。パリ、ジュネーブ、そして今回と、私の経験から言える海外での住居探しのコツは一に人脈、二に人脈、三に辛抱/忍耐強さです。

 パリでは、日本の大学の授業で一緒だった人が場所を紹介してくれました。ジュネーブでは知り合いのスイス人が、彼女の知り合い全員にメールを送ったところ、一つの家庭から返事が来て、彼らの家で2年お世話になりました。そして今回は、友人の友人がちょうど留学するので、彼女のアパートを使わせてもらうことになりました。びっくりするほどスムーズに事が進みました。

 これまでに2回、海外での住居探しを行ったわけですが、全て知り合いの知り合いという伝手でした。もちろん、王道で不動産屋を使う方法もありました。しかし、私がこれまでに住んできた都市(パリとジュネーブ)は家賃の高さでも有名なところ。普通に家具付きのアパートを借りていたのでは、予算オーバーになってしまいます。そのため、個人的に探すホームステイという方法がぴったりだったという風にも言えます。また、これは年々感じるところなのですが、私はたくさんの良い人達に会える運を持っているということ。このおかげで、住居探しに少し苦労しても、最終的に良い場所に住むことができました。これまで行く先々で色々な人に会ってきて、本当に「良い人に出会う」運には恵まれていると感じます。

 そして今回も、その「運」を感じての、私の通う大学がある街、Duisburgでの住居探しとなりました。唯一苦労した点といえば、不動産から出される正式な契約書でしょうか。今のところ、正式な契約書の名前が友人の友人のものになっています。9月からは私が住むので、私の名前が入った契約書を新たなに作らなくてはならないというわけです。必要な書類を提出して、この契約書を待ちます。が、自動返信があるのみ。「これから休暇に入るので、緊急時は代理人のBさんに連絡してください」というメールが返ってきてしまいました。担当者の休暇がいつ終了するのか分からず、1週間後に再度メールを送ってみました。しかし、自動返信のメッセージなし、返信なし。心配になったので、代理人のBさんに連絡。すると、Bさんもちょうど夏休み。同様に「緊急時はCさんに連絡してください」とのこと。伝言ゲームのような状態になってまで、Cさんに連絡すべきか迷っていると、担当者から連絡、そして無事に契約書も送られてきました。外国に住む上で重要な手続きを一つ終えることができました。
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