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講演会巡り [インターンシップ/仕事]

 今インターンシップをしているNGOでの業務の一環として、よく講演会や記者会見へ行きます。勉強という形であったり、NGO共催という形であったり。NGOが扱うテーマが食、なので、農業や食糧問題に関する講演会へ行くことが多いです。行った数は少ないですが、環境問題の講演会へも行きました。毎回講演会に来る客層やスピーカーも異なるので、色々行くのは面白いです。また顔なじみも少しずつ出てくるので、「こんなところで繋がっているのか!」と意外な関係性を見つけたりもします。

 講演会の種類も色々です。スピーカーが一人で話し、会場からの質疑応答というものもありますが、一番多いのはパネリストを何人か呼び、各自10分ほど話して、パネリスト達がディスカッションという形です。皆話が長いので、たいてい各講演の間にある休みが短くなります。パネリスト形式だと、時間も長くなるので、一日講演に費やされます。話す方も準備で大変だとは思いますが、聞いている方も聞く体力というものが試されます。個人的に、私はパネリスト形式の方が好きです。色々な人が出てくるので、聞いていても単調な感じがしないからです。また、各スピーカーのプレゼンテーション力のようなものも見ることが出来、「発表の仕方」のような勉強にもなります。個人的な意見ですが、NGOなどの人は話が(長くても)上手です。やはり国際協力関係のNGOだと、現地の声をどれだけ届けるか、日本の世間でどれだけ認知されるかがなんぼ、というところがあるからでしょうか。話す内容もしっかりしているし、話し方も上手です。もちろん、その対極の人も居て、「なんでこんなに話し方がつまらないんだ」と聞きながら思ってしまいます。また、内容が興味深いものだと更にがっかりしてしまいます。講演に資料に使うパワーポイントももちろん大切だけれど、やっぱり話し方が左右するなあと、最近は感じます。

 また、講演開催の準備する側に回っても色々発見があります。同じトピックを扱っているNGOと一括りにいっても、幅広い立場があります。そのため、講演者一人を呼ぶにしても、各NGOの立場や見識を考えなくてはなりません。共催の講演会となると、各団体の思惑や力関係もチラホラ見えてくるので、対応を色々考えます。その講演会に投入できる資金と人材、そして講演会を開く場所。誰が何を持っているのか、ということも重要です。国際関係学によく登場するpower politics(パワー・ポリティックス、権力政治)という言葉は、国外だけでなく、国内の小さなことにも当てはまると実感させられます。

 さて、このNGOでのインターンシップも残りわずか。今月もまだいくつかの講演会に参加することとなります。たとえ、話があまり面白くなくても、毎回行けば勉強になることがあるので、行くのが楽しみです。
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