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メディア取材に参加 [インターンシップ/仕事]

 少し話が前後してしまいますが、インターンシップの一環で先日はホテルオークラへ行ってきました。もちろん、行くのは初めてです。泊まるのではありません。

 ホテルオークラに私が行った理由は、メディア取材の同行のためでした。UN Womenの関係者が来ていて、このホテルで彼女へのインタビューが行われることになったのです。インターンは会場設営を手伝う、ということで行ってきました。私たちが取材に対して何かする、というわけではなかったので、メディア取材の流れを一通り見ることが出来て面白かったです。

 テレビは録画のものなので、椅子の位置やデコレーションなど、様々なところに気を遣って、会場設営に時間がかかっていました。生放送だと、出演者はもちろん、スタッフもかなり緊張しているのだなあと思いました。

 取材は、新聞、テレビ両方ともインタビューという形式でした。私は他のインターンと一緒にメモを取っているだけだったので、写りはしませんでした。それでも、雰囲気が緊張するものでした。その後の新聞取材は、テレビに比べると、楽な物でした。視覚の媒体を使わないので、記者とインタビューされる人の一対一で、私はまたメモ取り。

 新聞、テレビと異なる媒体が取材に来ていたのですが、質問内容がとても興味深かったです。(日本)女性の社会進出というテーマだったのですが、質問の多くが「日本がモデルにするべき国/政策」というものでした。古くは唐の時代から、明治維新、戦後、と日本は他国を真似して(取捨選択して)、国が発展させていくという経験を多く持っています。そのためなのか、他国の政策をモデルとする意識が強いのかなあと思いました。

 特に新聞やテレビでは、そういう傾向が強いと思います。スイスから帰ってきて日本のテレビを見て、「やたら外国を紹介する番組が多いなあ」と私は感じました。もちろん、ヨーロッパにも旅行番組はありますが、ここまで紹介・解説する番組はとても少ないです。

 そしてフランスでも、新聞に他国を紹介する記事は載っています。私が読んでいるフランスの新聞ではよく、EUの問題に絡めて、「ドイツの経済成長」という言葉も頻繁に出てきます。成功の例として紹介されていますが、「それをモデルとしてフランスも見習うべきだ」という論調にはなりません。あくまでも、一例、という感じです。スイスでも同様です(スイスはそもそも、EUとはかなり異なる政治システムを持っているので、真似したいと思っても真似できない状況なのかもしれません)。外国の状況が、日本とフランス(スイス)で大きく異なるので、面白いなあ、とこのメディア取材を通じて思いました。
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