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固有名詞 [言葉の勉強]

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 水曜日はフランス/ジュネーブで、新しい映画が公開される日です。バスや道ばたで色々な映画の広告を見ます。来週は「Schtroumpfs2」が公開されるようです。そういえば、妹がこの映画の1を見て、面白いと言っていました。妹に教えてもらうまで知らなかったのですが、日本語/英語では「スマーフ」というみたいです。そのため、最初「スマーフ」と言われた時は、一体何のキャラクターについて話しているのか分かりませんでした。たまに、固有名詞がフランス語と日本語では異なり、何を話しているのか分からなかった、ということがあります。そういった違いを、今回はいくつか紹介してみたいと思います。

 この青い妖精はフランス語で「シュトロンフ」と言います。無理矢理カタカナで書いてみましたが、本当の発音から遠いです。なぜ英語で「スマーフ」というのか、どこからこの名前が出てきたのか、フランス人に聞いてみたところ「『Schtroumpfs』は英語圏の人にとって発音しづらいから」という答えが返ってきました。納得出来る答えですが、誰がどのように「スマーフ」という名前に変えたのか気になるところです。

 同じベルギー出身のマンガ、「タンタン」の登場人物も名前が国によってことなります。タンタンはそのままフランス語でもTintinと発音します。が、相棒の犬の名前は各言語によって異なるのだそうです。英語/日本語はSnowy(スノーイー)ですが、フランス語ではMilou(ミルー)です。白い犬なのでSnowyも悪くない名前だと思いますが、Milouの方が珍しくて個人的には好きな名前です。Wikipediaの説明によると、「各言語に親しみやすい名前に変えている」だそうですが、ミルーは日本語でも発音しやすいと思うのですが。

 そして、一番分かりづらかった固有名詞は「Lady Di」(レディ・ディ)です。思い切って「誰のこと?」と聞いてみると、「Lady Diを知らないの?」と言われてしまいました。Diなんて、変わった名前だと思っていると、これは名前の略でした。「Lady Diana」(レディ・ディアナ)を略して、Lady Diとなるそうです。ディアナ?レディ?ますます混乱してしまいました。「チャールズ皇太子の元奥さんのこと!本当に知らないの?」と驚かれてしまいました。日本語だとダイアナ元王妃などと呼ばれています。が、こちらでは「Lady」という言葉が名前の最初についているだけ。そのため、全く誰のことを話しているのか分かりませんでした。Dianaという既に短い名前を更にDiと短縮するところも、最初理解出来なかった理由だと思います。今でも「Lady Di」と言われると、一瞬誰のことか分からなくなります。
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 これはパリにある(ダイアナ元王妃の)記念碑。彼女が亡くなった事故現場近辺にあります。今でも車がビュンビュン通っています。
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